プロフィール

自己紹介

はじめまして
認知症ケアを専門に活動している函館在住のフリーランスの看護師

市村幸美(いちむらさちみ)です

認知症専門ナースケアマネ

・看護師(元認知症看護認定看護師)

・認知症ケア専門士

・介護支援専門員

・講師業、執筆、看護・介護職の働き方相談などを行なっています

私の自己紹介をさせていただきます。長いですが読んでいただけると嬉しいです。

看護助手から准看護師へ

1976年北海道函館市で生まれました

高校卒業後、函館を離れ名古屋の病院で看護助手として働きながら准看護師の学校へ通いました
とくに看護師になりたかったわけではなく、とにかく家を出たかったというのが本音でした。

そのまま正看護師の学校へ進学する予定でしたが、自分の軽率な行動により進学コースの推薦が取り消しになり気持ちを切り替えることができず、准看護師の資格だけ取り函館に戻りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一生看護師にはなれないと思った日々

しかし、結局進学をあきらめられず1年後また名古屋に戻り、無事に進学コースの学校に合格し念願の進学を果たしましたものの、学校に行けなくなり1年経たずに退学をしました

仕事に対するやる気が全く起きず、病院に勤めても1年と続けることができず転職を繰り返しました。その数年は普通の社会生活を送ることができず、看護師の仕事ではなく飲食店などでアルバイト生活をしていました。

自分がなんのために生きているのかわからなくなっていたときに、人生の転機がありました。
叔母に救われたことです。(叔母とはその後養子縁組をして今は母です)

家族の形を変えたことで、自分の考え方や環境、すべてが変わりました

看護師に復帰し、また進学を目指すも2年連続で入学試験に不合格。。
「一生看護師にはなれないのではないか」と悩んでいたところ、東京で働きながら進学コースへ通える病院を知り東京へ移り、2年後に念願の看護師となりました。

配属になったのが精神科病院の認知症治療病棟でした。

患者の立場になって看護師に本気になる

看護師になって1年目、難病の潰瘍性大腸炎を発症しました。
入院、禁食、輸血、点滴の日々・・・

誰も来ない病室でいつ退院できるのかと言う不安や焦理、どこにぶつけてよいのかわからない苛立ち。患者側ってこんなに孤独なんだ・・・と痛感しました。

辛い体験でしたが、この経験がそれまでなんとなく看護師をやっていた私を変えてくれました。退院した日

「これからは患者さんの焦りや不安、やりどころのない悔しさを、本気で理解できる看護師であろう」と決めました

認定看護師になってもなにも変えられない

認知症治療病棟に配属になったことをきっかけに認知症ケアに夢中になりました。

ただただ認知症ケアが大好きという理由で、認知症ケア専門士をとった後、病院を休職して半年間研修に通い認知症看護認定看護師の資格を取得しました。

認定看護師になったらきっと病棟を変えていける!と研修が終わって張り切って病院に戻りましたが待っていたのは

・過剰な薬剤の投与
・転倒予防という名にもとに行われている不必要な身体拘束
・患者のためと無理やり入浴させる
・「もう食べたくない」という患者の口に無理矢理スプーンを入れる
・認知症の方を傷つけるような専門職の言動

それが現状でした。

資格をとったことで自分の認知症の知識は深まったものの、病棟でどのように伝えていけばいいのか悩む日々が続きました。

認知症の方が不利益を受けている現状と、認定看護師になっても何ひとつ状況を改善することのできない日々に悶々とし「なんのために認定看護師になったのだろう」といつも思っていました。

変わるべきは自分だと気づいた

そのときの私は心のどこかに「認定看護師なのだから」という傲慢な気持ちがあったのだと思います。「私がこんなに頑張っているのにどうしてわかってくれないのだろう?」という不満がありました。

本当に恥ずかしい話です。

みんな頑張っていたのです。

それまでは認知症のことばかり考えていましたが、考え方や自分の在り方などを考えるようになり、変わるべきは自分なんだ。と気づきました

それから、とにかく押しつけるような言い方はやめて上司や同僚のいいところ、いいケアを徹底的に見るようにしました

その結果、なんて素敵な同僚に私は囲まれていたんだろうと感動したのを覚えています。自分が変われば見える世界が変わるということを学びました。別に私が張り切る必要なんでなかったのです。

そこに気づいたときに本当に楽になり、病棟の雰囲気も良くなったように感じました。

カンファレンスや日々のケアでも「できない理由」ではなく「どうやったらできるか」という考え方にシフトしていけるようにフォローしました。

患者さん(利用者さん)を良くしたければ病棟全体の「自分たちはできる」というエネルギーを高めることが大切なんだということを実感しました。

医療現場から介護現場へ

認知症の専門病棟での経験はとても楽しい日々でしたが、病院での認知症ケアだけみていても今後の社会の変化に自分が対応できないと考え、医療現場から介護現場で活動の場を移しました.

派遣看護師としてデイサービスや施設などの事業所を30件以上周りました。嫌な思いをしたこともありますがそこでの経験が今とても役にたっています。

その後デイサービスで働いたり、地域の介護予防などに携わったりしながら、介護支援専門員の資格を取りました。病院を離れて約3年が経ち、広い視野で「認知症」をとらえられるようになったと感じています。

認知症のアセスメントの大切さを伝えていきたい

認知症治療病棟では、BPSD(心理・行動症状)を中心とした治療・看護に携わってきました。また施設やデイサービス、ショートステイでの仕事を通して、地域で生活をしている認知症の人と関わってきました。

私の強みは

・元認知症看護認定看護師としての知識と経験
・認知症治療病棟で学んだ専門医から学んだ知識
・介護現場での認知症ケア
・介護支援専門員の知識
と幅広い視野で認知症を伝えることができることだと思っています。

私自身、間違ったアセスメントで認知症の方に不利益を与えてしまっていた経験がたくさんあります。その反省から「認知症の方が受ける不利益をなくしたい」という理念にたどり着きました。

2017年から地元函館へ

2017年から地元の函館に活動の拠点を移しました。

2018年から認定看護師へ

2018年、認知症看護認定看護師から“元”認知症看護認定看護師へ

どこにも属していない私だから発信できることがあるはずだと信じて。

著書『心が通い合う認知症ケア』出版

2018年3月

日総研出版より『心が通い合う認知症ケア』が出版されました。