昨年も全国を回らせていただいた、日総研セミナー『認知症高齢者への適切な声かけ・対応・接し方』が仙台から再スタートしました。

「教える」のではなく「情報提供」
こちらの記事でも書きましたが、私はセミナー講師の仕事は「教える」のではなく「情報を提供する」ことだと考えています。
認知症ケアに限ったことではありませんが、専門職は自分で考えて選択して対応していく力をつけると仕事が楽になると思っています。でも、私たちは知っていることからしか選べません。だから、選択肢を増やすための情報を提供することが私の役割かなと考えています。
私の強み
①失敗の多さ
私の強みは、過去に認定看護師だったことでも、認知症治療病棟に勤務していた経験でもなく、単に失敗談の多さです。(いつも言っていますが、私は決して認知症ケアが上手なわけではありません!)
参考書で勉強したり、セミナーで教えてもらったことを「こんなの上手くいくわけないじゃーん」とか言わずに、まず素直にやってみる。で、大抵の場合失敗に終わる(笑)
そのときに「なんで上手くいかなかったんだろう?」「私の何が違ったんだろう?」「どうすればよかったんだろう?」と考えたことが結果として、今に活きています。
②上手くいっている人のやり方をパクる
なにせ、上手くいかないので、認知症ケアが上手な人のやり方をパクるという方法をよくやります(笑)。ちなみに、私のなかの認知症ケアが上手い人のイメージは“認知症の人の言動に振り回されることなく、認知症の人もその人に対して恐怖も依存もない”という感じです。
この方法から得たものを、私なりに分析して情報として提供しています。
③プライドが全くない
これがいいのか悪いのかはわかりませんが、アンケートに「講師が気さくで安心した」「上手くいかなかったことも明るく話していて気持ちが楽になった」と書いてくれる方が結構います。最初に書いたように、私は自分の役割は情報を提供することだと思っているので、自分をよく見せようとかは全く思っていません。
「THE 等身大」が私の強みです。

こんな市村ですので、お気軽に会いに来てもらえると嬉しいです♡
今回の仙台では、久しぶりの再会もあり、いい意味でリラックスして話せたセミナーでした。私がセミナーをやり始めたばかりの頃から聞きに来てくれている方から、「認定看護師じゃなくなってからいい意味で話が緩くなった」と嬉しいメッセージをもらいまいした!
今後の日総研セミナーの予定
次回以降は来年になります。気になる方は日総研のホームページをチェックしてみてください。
東京 :1月26日(土)
名古屋:2月16日(土)
福岡 :2月17日(日)
大阪 :3月2日(土)
おまけ
今日はまとめではなく、おまけです。仙台は4回目だったのですが、今回はじめて仙台観光というものをしてみました。ベタですが、松島を遊覧船に乗って楽しみました。

天気がイマイチではあったのですが、すごい迫力で感動しました!


紅葉が始まっているところもありました。

顔の大きさくらいある大きなお煎餅をボリボリ食べながら散策

今回は思ったよりも寒くてあまりのんびり出来なかったのですが、また行きたいなぁと思います。