期間限定で行なっている看護・介護職の働き方・個別相談ですが、資格に関することや転職のご相談がほとんどです。とくに、この時期は3月で退職すると決めたケースが多く、いくつか共通する点もあるので、他にも悩んでいる方がいるのではないかと思い、退職にまつわるモヤモヤシリーズを3回シリーズで書いていこうと思います。
1回目の今日は、「退職を告げたけど、引き止められない」というお悩みについて考えていこうと思います。
引き止められる=高い評価ではない
声を大にして言いたいのは、引き止められるのは高い評価を得ているというわけではないということです。
ただ単に人が少なくなるのが困る
この業界、どこも人員不足ですからね、一人でも辞められると本当に痛手です。引き止められる人の9割以上は、この理由だと思います。
「淋しい」「残念」とか優しく言う人も、心のなかでは「シフトどーんすんだよ!」「早番増えたら困る!」とか思って引き止めているんです。
真に受けないほうが、身のためです。
やめるやめる詐欺
よく私は「やめるやめる詐欺」と言っているのですが、本当に辞めようとは思っていないのに、すぐに「辞める」と騒ぎ、引き止められることで優越感に浸る人が居ます。(皆さんの職場にも絶対いるはず!!)
このような人は、自己評価が低いために他者からの評価によって自分の立ち位置を確認しようとしているんだと思います。
あとは


みたいな、アピールをしたいんでしょうね。面倒くさいーーー
こういうケースは、「引き止めてほしいんだろうな」と上の人間がわかっているので引き止める、それだけです。

自分のなかに迷いがある
私10回以上転職をしているのに、ほとんど引き止められた経験がありません(笑)
でも1回だけずーっと引き止められたケースがあって、そのケースだけは私のなかに迷いがあったんですよね。結果として、このケースは退職を撤回しました。きっと自分のなかで迷い(引き止めてほしい)という気持ちがあるから、引き止められるんだと思います。
気持ちが前に向いている人は止められない
引き止められるのは、どこか自分のなかに引き止めてほしいという気持ちがあると書きました。
なので、「この人はもう何を言っても意思は変わらないな」「もう違う方向に行くと決めているんだな」と伝わってくると、引き止められることはないと思います。
私は、先ほどの1ケース以外は全く迷いなく新しい道に進むと決めていたので、周りも「あーこの人に言っても無理だな」と感じてくれたのだと思います。(・・・と思いたい 笑)
引き止められないのは、あなたの評価が低いわけではありません。決意が固いと伝わっただけです。
迷うことなく進んでいきましょう!!!
退職はネガティブなことではない
退職することに罪悪感をもつ必要はありません。自分に合わなくなった、それだけです。同じ職場に長く勤めることができない人は問題があると考える人もいますが、自分は違うと思うならば周りの意見なんか気にせずに進めばいいと思います。
決めたのなら前に進むしかない。
前を向いて堂々と退職しましょう!

まとめ
決めたなら毅然と前を向いて歩いていきたいですよね。でも変化をするときは必ず不安や怖さがあります。「辞めるって言わなければよかった」と引き戻されることもあります。
次回は、この不安や怖さの正体と付き合い方について考えていきたいと思います。