アメブロからこのブログに以降したときに、はじめてこのブログに訪れてくれた人が「認知症のブログだ」と認識してもらえるように、「認知症」のことだけ書こうと思いました。ですが、最近改めて人としての考え方や働き方が認知症ケアに大きく影響するということを感じる出来事が続きました。
また、研修などのアンケートをみても、「自分の考え方を変えることがケアを良くする近道だと感じた」というようなお声も多かったので、働き方や考え方についてもこちらのブログでも書いていくことにしました。
よろしくお願いします!
今回は職場内での人間関係が楽になるヒントとして、自分の当たり前と相手の当たり前の違いを受け止めてスルーするという考え方をご紹介します。
自分と他人は違う
これって、誰しも知っていることだと思うんです。でも、知っていても腑に落ちていない人も多くいます。過去の私もそうでした。個体として違うというのは理解できていましたが、価値観の違いについては理解できていませんでした。
自分が正しいと思っているから辛くなる
旧ブログやメルマガを読んでくれている人は知っていると思いますが、過去の私は常に、本当に常にイライラしていました。過去の写真とかみても、目つきが鋭い・・・(笑)あのときは、自分が上手くいかない理由を全て自分の外側(職場、人間関係、お金、資格、外見など)のせいにしていたという致命的な問題がありました。
その背景には「私は間違っていない」という、自分が正しいと思い込みがあり、そこが私自身を苦しめていました。
同じ職場や職種だと錯覚する
自分と全く違う職種だったり、違う国の人だったりすれば、自分とは違うということを理解しやすいと思います。
しかし、同じ職場や同じ職種だと、“みんな自分と同じ価値観で仕事をしている”という錯覚を起こしてしまいやすくなる傾向があるようです。これが、「きっとこう思っているだろう」「言わなくても動いてくれるだろう」という思い込みからコミュニケーション不足になり、トラブルになってしまいます。

「普通さー」という口癖がある人は要注意です





こんなこと、言っていませんか?
看護・介護でも同じことが言える
人は誰もが自分なりの正義で生きています。グレーゾーンのケアなどでも書いていますが、グレーゾーンのケアをしている人も本人は自分が正しい、これが正義だと思っています。
ここを理解できないと、人間関係で常にイライラします。逆にここを理解できればイライラしにくくなります。
スルー力・受け流す力を身につける
私はよく「スルー力」という表現をするのですが、受け流す力のことです。自分では変えることができないものにエネルギーを使いのは無駄です。他人は変えられない、その変えられない他人からの言動に自分の感情やエネルギを消費するのは勿体無いですよね。
だからといって、自分とは違う意見に対して無理に「「そうですよね」「私もそう思います」と合わせる必要は全くありません。逆に「あなたの考えは間違っています」というのも違う。
ただ、自分とは違うだけ。私の場合は、「そーなんですねー」「なるほどー」と言いながら、話題を変えたり、すーっとその場から消えます。

ジャッジしない
マインドについて勉強するようになって、コーチングに興味を持つようになり、数年前にモデル・作家の桂月乃さんのライフコーチ養成講座を受講しました。当時フェミニンリーダーズという社団法人に所属していて、その団体の理事をされていたのが月乃さんで、この人の考え方をインストールしたい!と思って飛び込んだんですよねー。
なかなかメンタル的にハードな宿題(?)もありましたが、この講座を通して、人をジャッジしないという意味を自分のなかに定着させることができたと思っています。
その時の記事→☆
まとめ
同僚でも上司でも、患者・利用者でも、人に対してイライラしてしまうのは、自分が正しいと思っているからです。自分が正しいと思っているから、自分とは違う考え方の人に出会ったときにイライラしたり、嫌な気持ちになります。正しい、間違っている、というジャッジをやめてみると、本当に楽になりますよ。
【お知らせ】
かなり今更なのですが、個別コンサルテーションのコンサルテーションってわかりにくいですよね。始めた頃は資格取得に向けての情報提供や、勉強方法のヒント、またコーチング要素を取り入れたかったので、コンサルテーションという言葉を使ったのですが、シンプルに「個別相談」に変えました。
新規のご相談が3月末までになりますのでお気軽にお問い合わせください♡
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いつもありがとうございます。
今週の月曜日に玉木幸則(NHKEテレ「バリパラ」コメンテーター)さんのお話を聞ける機会がありました。
”ちゃんと産む”(玉木さんのお母様の言葉)に彼自身、すごく違和感を覚えた。ちゃんとってどういう意味?
価値観の統一って、昔の仕事でよく使っていたものです。その時に、ある公認会計士の方から、価値観なんて統一できないよと言われた時は、?? でした。
多様性を受け入れることが出来たのがこの仕事と出合ったからです。
福祉・介護の仕事、ありがとうです。