退職にまつわるモヤモヤ②退職を決めてから不安が強くなり後悔しそうになる

今日は退職にまつわるモヤモヤシリーズの第2回になります。

1回目:引き止められないと「私ってなんだったの?」と思ってしまう

前回のブログでは、退職を告げても引き止められないのはあなたの価値とは無関係だということを書きました。今回は、退職を告げたあとに襲ってくる不安について考えていこうと思います。

なぜ不安になるのか?

経験したことがないことは全て不安がつきもの

転職の場合、同じ職種であっても仕事は変わります。人は経験したことがないことは不安を感じる動物なので、知らない世界のことに不安を感じるのは当たり前のことです。

心理的ホメオスタシスが働く

これはコーチングなどを勉強したことのある方はご存知だと思います。看護・介護職の方はホメオスタシスと聞くと、体内恒常性を思い浮かべることが多いと思います。いわゆる、内部環境を一定に保つ働きのことで生理学的な視点でみると細胞外液の調整ということになりますが、これは脳にも働きます。

ホメオスタシスは変化しないように働く機能なので、今までと違った行動をしようとすると引き戻そうとする力が働きます。

自分が望む変化であっても、脳は「ただの変化」としか感じないので、危機的状況です!!!みたいな信号を送り、なんとか元に戻そうとします。

これは、不安のような気持ちの動揺として現れる人もいますし、体調に変化が出ることもあります。ちなみに私の場合は、身体に表れることがほとんどです。(頭痛、背中の痛みなど)

これを知っていないと、「あれ?変わらない方がいいっていうサインなのかな?」と的外れな受け止め方をしてしまいます。

周りがうるさい

「まだ辞めない方がいいんじゃない?」「あそこの病院、評判悪いよ?大丈夫?」などと不安にさせるようなことをうるさく言ってくる人もいますが、これも先ほどと同じホメオスタシスの働きです。

集団にも心理的ホメオスタシスはかかります。職員ひとり抜けるだけでも集団に変化が起こりますので、引き戻そうとします。

例を出すと、独身グループで仲良くしていた仲間が結婚することになると、「騙されてるんじゃないの?」「あの彼氏、怪しくない?」とか周りが騒ぎ出すのと同じ原理です(笑)

あとは、ただの嫉妬です。辞めたいと思いながら行動できない自分を守りたくて言ってるだけです。真に受けない方がいいです。

不安との付き合い方

焦らない

退職する理由は様々だと思いますが、誰もが期待と不安の両方を持っているのではないかなーと思います。ずーっと辞めたかった人は「やっと辞められるーーー!!!」とウキウキしているかもしれませんが、それでも何らかの不安はあると思います。

なので、不安になるのは当たり前のこと、と思って焦らないことがまずは大切です。
「あ、ホメオスタシスが働いているんだな」と俯瞰して自分を見ることです。

妄想を膨らませすぎない

不安にあれこれ妄想を膨らませすぎて、「決断を早まったのではないか?」「次の職場でうまくやっていけないんじゃないか?」などと自分で不安を増大させてしまう人がいます。

私も含めて女性は事実を客観的に見ることが苦手です。事実にたくさんの妄想を付け加えて自分を苦しくさせる必要はありません。

「転職する」「転職に対して不安を感じている自分がいる」という事実だけを冷静に受け止めて、「新しい職場ではうまくやっていけないかもしれない」などと今悩んでも仕方のないことは頭から放り出して、軽やかに前を向いて進んで行きましょう!

まとめ

私がコーチングを学んだ桂月乃先生(私が受講していた時のお名前は豊川月乃先生)の言葉で忘れられないのが「ホメオスタシスがかからない挑戦は挑戦じゃない」という言葉です。私自身も、新しいことに挑戦するときはものすごく不安になりますが、「ホメオスタシスが働いているってことはちゃんと変化をしているんだ」という確認にもなります。不安を恐れない、というと少しハードルが高い感じがするので、不安と上手く付き合うというのが私のスタンスです。

桂月乃先生の変化に『付随する恐怖について』というブログ記事を貼り付ます。面白いので読んでみて下さい!
付随する恐怖について①
付随する恐怖について②
付随する恐怖について③


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