先日、ツイッターでこんなことを呟きました
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「病気だとわかっていてもイライラしてしまう」は、知識の問題がベースにあると思う。
でも「病気だとわかっていてもイライラして患者・利用者を怒ってしまう」はプロ意識の問題。— 市村幸美 (@sachimi_03) February 25, 2019
ツイッターを全然使いこなせていない私なのですが、ちょっとイラっとしたときはボソッとツイッターで呟いたりしてます。(すぐに削除することもありますが)
最近は、専門的な内容のブログが多かったのですが、この呟きに関することを久しぶりにダラダラと書いてみようと思います。よければお付き合い下さい。
病気だとわかっているけど腹が立つ

まあ、ここは仕方ないですよね。これをダメだという人もいますが、人と人が関わるうえで感情が動くのは当たり前だと思っているので、イライラすること自体を否定はしません。医療や介護も人と人との関わりなので、相性もありますし。
ただ、イライラしないほうがお互いが楽なことは確かです。また脳科学的にもイライラすると脳のエネルギーが多く消費されるということもわかっていますので、イライラに脳のエネルギーを使うのは勿体ないと思うので、これまでもイライラしないマインドの持ち方について書いてきました。
“認知症”だとわかっていない
最近気づいたことなのですが、「病気だとわかっているけど」という人は、この言葉のまま「病気であることはわかっている」だけな場合が多いような気がします。
もう少し具体的に言うと「認知症のことはよくわかっていないけど、認知症という病気なことはわかっている」状態です。
病気のことはわからないけど、病気があることは知っている
これは、わかっていないということですよね(笑)
こういうタイプの人は病気の知識が足りないだけです。例えば前回の記事を例にとると「認知症だから何度もトイレに行きたくなる」というのは知識ではなく、ただの経験です。「認知症になると神経細胞が死滅して大脳皮質のはたらきが悪くなるから排尿に障害がでる」というのが知識です。
このタイプの人は勉強すればイライラすることが減ると思いますよ。
病気だとわかっていても怒る

このタイプはプロ意識が足りないだけ。
私は主張でよくホテルに泊まりますがフロントの人が「客だとわかっていてもイライラして怒ってしまう」なんて場面、みたことないですよ。酔っ払いのウザすぎるおじさん集団にも、騒ぎまくる若者集団にも、完璧に対応しています。(私が毛布をお願いしても嫌な顔せずにお部屋に届けてくれます!)
これが、プロですよね。
このタイプの人に私がこれ以上お伝えしたいことはありません。
まとめ
認知症ケアでイライラしない人には、私が思うに2つのタイプがあって、『最初から(病気が理解できなくても)全くイライラしない』という仏様みたいなタイプと、『最初はイライラしたけど勉強して認知症のことがわかったらイライラしなくなった』というタイプで、私も含めて後者のほうが圧倒的に多いです。
ですので、これからも後者を増やすために少しでもお役に立てるような記事を書いていけるよう、私も勉強します!
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