セミナーで失敗談を語れるようになったら参加者の満足度が上がったという話

前回の記事にも書きましたが、日総研セミナーの全日程が終了しました。(来年度の日程が決まりましたらご案内させて頂きます)

アメブロ時代から読んで下さっている方は知っていると思いますが、私は日総研セミナーで講師をすることが昔からの夢だったんです。なので、今でも毎回、前に立たせてもらえる瞬間に感動し、今でも毎回、異常に緊張します(笑)

前回のブログの最後に「認定看護師ではなくなったことで、セミナーで話しことにも少し変化が出てきた」「無意識に認定看護師なんだからこんなことは言ってはいけないとどこかで制限をかけていたことに気づいた」と書きました。

2年前にはじめて登壇したときは、まだ認知症看護認定看護師でした。あの頃もかなり自由奔放に話していたと思うのですが、それでも言えなかったことがあります。(ちなみに今でもありますよ笑)

そのなかでも、とくに話すのに戸惑っていたのが、失敗談です。。。

最近の私のセミナーに参加した方は

え?! 市村さんって失敗談以外に話すことあるんですか?

くらいな感じかもしれません

 ↑ ドヤって感じで失敗談語ってる姿です(日総研出版さんのフェイスブックページからお借りしました)

本当に昔は話せなかったんですよ。

だって、認定看護師さんなら解決してくれるはず!って思われてると勘違いしてたから(笑)

前で話す人は「わかりません」「できません」「上手く対応できませんでした」とか言ってはいけないと思っていたから。。。

肩に力入りまくっていたんですよね。この力が認定看護師じゃなくなったら、すーっと抜けたんですよ。本当に、はっきりと自分で感じるくらい、すーっと抜けたんです。

それから、なんとなく、「失敗したことをちゃんと話そう」「上手くできない私だけど、認知症のことは誠実に考えてきたんだから、それを話そう」って思うようになって、それからは正直に上手くいかなかったこと、グレーゾーンのケアをやってきたこと、身体拘束以外のケアを見出せない症例があったこと、全部正直に「情けない話ですけど」って話しています。

そうしたらですね、アンケートや後から頂くメッセージに「失敗談がよかった」というコメントがすごく多くなったんですよね。まあ、人は他人の失敗が好き、という心理もありますが。。。

ただ、私は失敗だけを話して「えへへー」と終わらせるだけにはしていません。(当たり前ですよね)
失敗から学んだこと、失敗から考えたことなどを話すようにしています。いつも言っていますが、私はポンコツ看護師です。現場にいたときは、自分のダメさ加減に嫌気がさしていましたが、今はそのエピソードが私の宝物です。

大阪のホテルラウンジでケーキセットを頂きました

来年度は、私の考え方も少し変わっているかもしれません。でも、そのときの自分が思うことを、率直に話していきたいと思っています。

ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。


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