「介護職に生理学は必要ないのでは?」に対する私の意見

3月14日と15日は大阪での生理学講座でした。

講座中、いかに自分が健康かを自慢し、「市村さんって本当に健康なんですねー」と散々褒めてもらったのに、大阪から帰ってきて風邪をひいてしまいました(笑)

ただ理由はわかっていて、講座でも話していたのですが、この生理学講座の準備が楽しすぎて交感神経が優位になりっぱなしだったので、免疫が落ちたんだと思います。好きなことに夢中になりすぎるのも身体にとってはストレスなんですよね。風邪のおかげで副交感神経に切り替わりました。

講座は本当に楽しかったです。質問に答えられない場面もたくさんありましたが、調べて後日メールで返答することにしました。本当に楽しかったですし、的確な質問のおかげで頭が良くなったような気がします!
ありがとうございました。

さて、ここから今日の本題です。

「介護職に解剖生理は必要ないのでは?」という意見

生理学講座についてSNSで発信していたところ、看護師さんからこのようなコメントをもらいました。

医療&介護現場をみてきた身として介護者に身体の解剖生理を看護師育成のように教える必要があるのでしょうか?学びたいなら、介護者は准看護師を目指したほうが早いと思いますが・・・

つまり、NS不足がもたらした不運といえるのでは・・・?

最初、「?」という感じだったのですが(今でも最後の「つまり、NS不足が・・・」の部分は全く意味がわかりませんが)、簡単に言えば、介護職に生理学は必要ないと思う、ってことですよね。

考え方は人それぞれなので、そういう考えの方がいると思っていますし、実際介護職の教育に生理学は重視されていないことから見ても、このように介護職に解剖生理は必要ないと思っている方が大半なのかなと思います。

なので、いつもならこういうコメントにはスルーする私なのですが、今回はこのコメントを読んだ介護職さんで不快な思いをされた方もいたので、このコメントは削除させて頂きました。

そして参加してくれた方、これから講座を受けたいと思ってくれている方のために、このコメントに対する反論、というわけではありませんが、改めて介護職さんに生理学を知ってほしいという私の意見を書こうと思います。

知りたいと思っている人がいる

生理学講座の案内にも書いていたのですが、決して「介護職に絶対必要です!」なんてことは言っていません。必要ない、と思う人はそれでいいと思います。実際に知らなくても仕事はできますから。

でも、周りが「介護職には解剖生理学は必要ない」と思っていても、「知りたい、興味がある」と思っている介護職がいます。

その人たちに、解剖生理学を知りたければ看護師になれば?というのはあまりに短絡的で介護職さんに対して失礼なのではないか?と思います。看護師になりたいのではなく、介護職として力をつけるために生理学を理解したい、と思っているのです。

そのために看護師として、そのような意識の高い介護職さんに何か私ができることはないのか?と考えてできたのが、生理学講座です。

介護現場の変化

今回参加してくれた方の参加動機に、「看護師が常駐していないので不安」というのが結構ありました。昔のように、『介護現場は医療を必要しない人が行く場所』ではなくなっています。特養や老健だけでなく、デイサービスやショートステイ、グループホームなど看護師配置が少ないところでも医療依存度の高い人が入所する時代です。

正直、看護師でも「え?!この方を医療物品が何もないうちの施設で見るの?」と不安になるくらいですので、そりゃあ怖いよね、と思います。

生理学を知ると一気にこれが解決するのか?と聞かれたら完全に「NO」なんですけど(笑)、でも「何が起こっているのか推測する力はついてくるのかな」と思います。

「何をすればいいか」の前に、「何が起こっているのか」を考える力、この視点が身につくと冷静に物事を受け止められるようになってくると思います。

例えば、「血圧160ですけど、お風呂どうしますか?」の前に、そもそも血圧ってなんで高くなるんだろう、血圧が高いときにお風呂に入るとどうなるんだろう、血圧に負担がかからないような入浴ってどうすればいいんだろう、、、とか考えられる力がついたほうが選択肢が増えると思いませんか?

自分の身体を知る

実はここが裏テーマでもあります。

私も昔は生理学などは専門家が知っておけばいい、と思っていました。しかし、美容関係の人とお話する機会が多くなった時期に、美容関係の人ってすっごく身体に詳しい!ということを知ったんです。細胞レベルの話や、栄養学も分子レベルだったり、ホルモンのこととかも看護師の私より詳しくて。。。

以前インストラクターをしていたことがある日本ホリスティックビューティ協会では、美は健康の最上級である、という考え方なので一般の女性にしっかりと解剖生理を教えています。

例えば介護職さんは夜勤をやっている人も多いですよね。「夜勤は身体に良くないんですよねー」ってことはわかってると思うんですけど、実際にどう良くないのか?はあまりわかっていなかったりします。

夜勤をやっている人は、夜勤をやっていない人の何倍も身体のメンテナンスをする必要があります。(マッサージとかって意味じゃないですよ)

「自分を知ることの大切さ」が、ここ数年でとくに女性の間で一気に広がりましたよね。自分の好きを知る、自分の才能を知る、自分の感情と向き合う、とか。それと同じように「器」である身体を知ることって私は本当に大切だと思っているんです。

生理学を勉強すると、本当に「全ては繋がっている」と実感します。

そして、これは講座生がみんなが言ってくれていたのですが、「からだってすごいんですね!!!」ということ。そうなんですよ、からだってすごいんです。私たちの好き放題な生活に臨機応変に対応して、必死に体内環境を一定に保ってくれてるんです。

自分のからだに感謝できる。そこも大きなテーマになっています。

今後の生理学講座の予定

というわけで、興味のある人に向けて今後も定期的に続けていきたいと考えています。

たくさんの人から意見を頂き、今回と同じ対面での2日間集中コースの他に、オンライン(Zoom)を使った短時間の講座(2日間分を3回に分けて)を開催します。好きな時間に視聴できる動画コースも検討していますが、まだ未定です。

詳細はまた後日記事にしますが、オンライン(Zoom)は5月から開始します。対面は少し先になりますが、東京10月、大阪11月(共に平日)を予定しています。

気になる方はチェッックして下さいね!


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