前回の記事にたくさんの反応を頂きました。介護職さんからの「解剖生理、学びたいです!」という声に、生理学講座への意欲がさらに高まりました。ありがとうございます。
さて、今日の本題です。
炎上しそうなタイトルに我ながらビビっています(笑)
今まで色々な記事で介護現場における看護師と介護職の関係について書いてきましたが、今日はよく相談される

について、石郡先生の書籍を参考に考えていきたいと思います。
今回参考にしている書籍はこちらです ↓
ヒエラルキーという概念
ヒエラルキーとは、ピラミッド型の階層制のことだそうです。
病院には医師をトップとしたピラミッド型になっています。医師の下に看護師がいて、看護師の下に看護助手がいる、という組織形態になっています。

病院でも、もちろん人間関係のトラブルはありますし、看護師VS看護助手という構図もないわけではありません。
ただ、自分自身が看護助手だったときのことを含めて考えても、看護現場で起こる看護師VS介護職の構図とは違ったように思います。
病院は介護現場よりも「看護業務」と「看護助手業務」が明確だというのがあります。また階層制であることが前提で働いています。
私が看護助手だったとき怒られて「看護師さんって怖くて嫌だな」と思ったこともあったけど、自分たち(看護助手)には出来ないことをやってくれている人、自分たちは看護師さんのお手伝いをする人、という意識のもとで働いていたので上から目線は当たり前だと思っていました。(時代が古いのかもしれませんが)
病院では看護助手さんが階層組織であることを前提で働いている場合が多いのです。
看護助手と介護職をイコールだと思ってしまう
看護助手と介護職は別物です。
ですが、看護師は「介護職」についてあまり知識がないままに介護現場に入ってしまうことがほとんどです。なので、介護職と看護助手を同じだと捉えてしまう人が多いのだと思います。
石郡先生が書いているように、「看護階層の下に介護階層がある」という錯覚を起こす場合があるのだと思います。
そうです、錯覚なんです。
もし、このブログを読んでいる施設看護師さんのなかに、この錯覚を起こしている方がいたら、目を覚ましてくださいね。
まとめ
4月11日に開催するトークセミナー「ナースとケア職の距離感の心理」では、まずお互いの職種について感情を一度フラットにして、ロジカルに考えるヒントをお伝えできたらと思います。
自分の感情を整理したい、自分の事業所で起こっていることをロジカルに整理したい方などのお役に立てると思います。
ご興味のある方はチェックしてみて下さいね!
お師匠様
いつもありがとうございます。
ヒエラルキーか! 納得ですね。
一番最初に介護の仕事をした施設で、看護職が介護職を顎で使っているのを観た時の
驚きは隠せませんでした。
私の場合介護や福祉ましてや医療などの世界とは全く無縁であったので、知らないわからないこと100%。
なので、誰にでも聞きまくる。ちょうどその時は、施設に来ていたDRが廃業する時期だったので、
新たな仕組みが必要でした。思い切ったことが出来る環境も良かったかもしれません。
往診に来られるDRも看護師のかたも、サラリーマンです。
DRや看護師さんをどう使ったら、目の前の利用者さんがもっと安心していられるかを考える。
但し、言葉使いや態度はリスペクトする。なので相手の看護師さんが、例えば蔑んだまなざしでこちらを
観たとしても、やった、このひとが優越感を感じている。もっと感じてもらおう(アホやな)と
やり過ごせばよいだけです。