【終了】介護職向け生理学講座2日間集中コース

こんにちは、ブルーベル代表 市村幸美です。

以前からお知らせをしていました【生理学講座2日間集中コース】の大阪開催、東京開催、ともに本日より募集を開始します。
→東京会場は増席分も含めて満席となりました(9月2日追記)

すぐに満席になるってことはないと思いますので、じっくり検討して頂ければと思います。

前回の様子や、生理学講座への思いなどはこちらの記事をお読みくださいませ

「生理学って何?」「生理学を知るとどうなるの?」にお答えします!
介護職向け生理学講座2日間集中コース@東京開催レポ
「介護職に生理学は必要ないのでは?」に対する私の意見

からだのしくみを知ることがどうして介護職に必要なのか?ということは、いろんな記事で書いてきていますが、改めてまとめてみたいと思います。

時代の変化

2000年に介護保険制度がはじまって「介護」という分野に対する社会の関心が高くなりました。この頃は、医療現場での社会的入院などもまだ多かったので、介護現場に医療依存度が高い人が入所するということはそんなに多くはなかったですよね。

とくにデイサービスなんかは、「元気な高齢者が通うところ」というイメージも強く、介護職はからだのことよりも「いかに楽しませるか」に重きが置かれていたように思います。

でも、診療報酬の改定や介護保険制度の改定などをベースに、どんどん介護の現場は変化しました。今や要介護5の人がデイサービスに通う時代です。

そのように大きく現場が変化した今、レクレーションができるだけではニーズを満たすことができなくなっています。「からだのことは医療なので」と言ってはいられない時代になりました。

今のリーダー世代が医療の教育を受けていない

時代がはやいスピードで変化したことで微妙な立ち位置になってしまっているのが、今現場でリーダーになっている世代の人です。

今リーダー(管理者、生活相談員、フロアリーダーなど)になっている人ははやくからこの業界にいる人です。「介護に医療は必要ない」というような時代の教育を受けているので、今のカリュキュラムで勉強している人よりもからだのしくみなどを勉強できていない人が多いです。

指示を出さなくてはいけない立場でありながらも、「これでいいのかな?」と不安を抱えながら管理しているリーダーが多いのが今の介護現場の現状です。辛いですよね。

病気から入るパターンが多い

病気の勉強(病理学)、薬の勉強(薬理学)などの基礎となるのが解剖生理学です。看護学校では解剖生理学の勉強からはじまります。

しかし介護現場では、「病気」から入ることが多いように感じます。高血圧、糖尿病、認知症などがそうですが、本当はその前に血圧ってなんなのか?どこでどのように調整されているのか?を知らないと病態をきちんと理解することは難しいんですよね。

病気から入るので、知識が偏ってしまったりケアに繋がらなかったりしていることが多いようです。

からだのしくみを知って根拠のあるケアに繋げましょう

先述したように、介護職さんがからだのしくみがイマイチわからないのは、皆さんが悪いわけでななく、時代背景の問題です。

今から学んでも十分に間に合います。

異常を理解するには、まず正常な状態を知る。生理学講座の本質はここです。

今やっているケアの根拠がわかれば、もっと自信をもってケアができると思いませんか?

★★★

こんな方にオススメです
⬜︎管理者、生活相談員、フロアリーダーなど指示を出す立場の人
⬜︎次期リーダー候補の人
⬜︎からだのしくみを勉強してみたいが何から手をつけたらよいかわからない人
⬜︎ケアの根拠がわからなく不安を抱えている人
⬜︎根拠のある教育を行っていきたい人
⬜︎今もっている知識を整理したい人
⬜︎職場以外の仲間が欲しい人

★★★

このようなことがわかります
⬜︎からだのしくみの基礎が楽しく理解できます
⬜︎信頼され影響力のあるリーダーになります
⬜︎ケアの根拠を自分で考えられるようになります
⬜︎利用者の体調変化に冷静に対応できるようになります
⬜︎経験から学んだことが整理され教育に活かせます
⬜︎職場以外の仲間から刺激をもらえます
⬜︎自分や家族の健康にも役立ちます

★★★

特典
⬜︎講座で使用した資料を勉強会で使用することが可能です。(後日、新しい資料が欲しい場合はPDFデータを送ります)
⬜︎2日目は懇親会・相談会を行いますので認知症のことや働き方などミニコンサルも可能です
⬜︎当日答えられなかった質問などが後日メールや動画にてお答えします

★★★

内容

 

1日目 

1.生理学とは
・生理学とは何か?
・生理学を学ぶとどのような変化があるのか?

2.ホメオスタシスについて
・正常な状態ってどんな状態?
・異常な状態ってどんな状態?

3.からだを一定に保つためのはたらき
・自律神経
・内分泌系(ホルモン)
・生命維持はどこでコントロールされているのか?

4.免疫
・自然免疫と獲得免疫
・液性免疫と細胞性免疫

5.体温の調整
・体温調節
・発熱のメカニズム

6.心臓と血圧
・血液はどのようにからだを巡っているのか
・心臓はどうやって動いている?
・血圧調節のしくみ
・代表的な降圧剤の作用を確認しよう

7.呼吸
・換気とガス交換の違い
・呼吸運動はどこが担っている?
・呼吸はどこでどのような刺激で調節されているのか?

8.血液・体液
・血液の成分それぞれの役割
・止血のメカニズム
・浮腫はどのようなサインなのか?

 

2日目

1.腎臓
・排泄だけが役割ではない!? 腎臓の本来の役割とは
・腎臓が悪くなるとなぜ貧血になるのか?
・排尿のしくみ
・夜間頻尿はなぜ起こる?

2.消化
・物理的消化と科学的消化
・消化管と消化器
・代謝、酵素について

3.口腔
・3大唾液腺
・摂食・嚥下の5つの流れ
・サブスタンスPと誤嚥

4.胃
・胃液には何が含まれている?
・なぜ鎮痛剤を飲むを胃が荒れる?

5.十二指腸
・小腸だけど吸収はしない?
・膵液と胆汁による科学的消化

6.小腸・大腸
・空腸・回腸で吸収される
・吸収された栄養素はどうやって全身に行きわたるの?
・排便のしくみ

7.肝臓
・栄養素は肝臓で変化する
・薬の代謝は肝臓で行われる?

8.血糖の調節
・インスリンとグルカゴン
・糖尿病のメカニズム
・HbA1cってなんのこと?
・糖尿病が進行すると痩せる?
・代表的な糖尿病治療薬を確認しよう

6.脳・神経細胞
・脳の構造
・大脳皮質の4つの領域
・それぞれの役割と統合

7.神経伝達物質
・神経細胞、シナプスってなに?
・シナプス間をつなぐ神経伝達物質

8.サーカディアンリズムと睡眠
・睡眠ホルモン(メラトニン)について
・深部体温と睡眠の関係

参考文献

テキストに使用している引用・参考文献はこちらの記事をご覧ください。

日時・場所について

東京会場

【東京】

日時
10月17日(木)10:00〜15:30
10月18日(金)10:00〜14:30(14:30〜15:30 懇親会)
★お昼休憩1時間あり
★2日目の懇親会は情報交換や相談会などをおこないます。(自由参加です)

定員 4名満席→増席→満席になりました

場所
東京駅より徒歩5分程度のレンタルスペース

大阪会場

【大阪】
11月 7日(木)10:00〜15:30
11月 8日(金)10:00〜14:30(14:30〜15:30 懇親会)
★お昼休憩1時間あり
★2日目の懇親会は情報交換や相談会などをおこないます。(自由参加です)

定員 4名残席3

場所
新大阪駅より徒歩5分程度のレンタルスペース

料金

39,000円

お申し込みより1週間以内に銀行振込をお願い致します。ご入金の確認が取れた方よりお申し込みの確定とさせて頂きます。

キャンセル規定

・開催日より2週間以内のキャンセルに関してはご返金できませんので、あらかじめご了承ください。
・2週間より前の場合はキャンセル料はいただいておりませんが、返金の際の手数料はお客様負担とさせていただきます。

よくあるご質問/Q&A

質問:1日だけの参加は可能ですか?

2日間での料金設定とさせて頂いておりますので、1日のみの参加でも料金は同じになります。ご了承いただけるのであれば1日のみの参加も可能です。

質問:難しいですか?

もともとどの程度の知識があるかにもよりますが、「難しいことをわかりやくすく話す」というのをテーマにしています。

質問:医療に詳しくなくて大丈夫ですか?

そもそも医療とは何か?ということにもなるのですが病気や治療を講座のメインには置いていません。

・身体のなかでどのようなことが起こってるのか?
・身体にどんな異常が起こると病気になるのか?
・病気にならないために身体はどんなことをしているのか?

などを考える力をつけることをこの講座の目的にしています。

質問:生理学は介護職も知っておかなければならないのでしょうか?

正直なところ、知らなくても介護職として働いていくことには全然問題ないかと思います(笑)

ですが、他の介護職よりも頭一つ抜けたいと思っている方は、知っておいた方がいいです。介護には知識よりも知恵が必要だという方もいますが、私は知恵は知識から生まれるものだと思っています。

介護職としてスキルアップしたい、利用者の体調が悪くなったときに推測できるようになりたい、看護師に指示された通りに動くだけの介護職にはなりたくない、という方にきてほしいです。

質問:看護師の参加も可能ですか?

介護職向けの構成になっていることをご理解頂ければ、参加は可能です。

質問:クレジットカードでの支払いはできないのですか?

銀行振込をお願いしております。ご了承下さい。

★★★

48時間以内にご返信をさせていただきます。48時間経過しても返信がない場合は、迷惑メールに分類されていないかご確認をして頂き、お手数ですが下記のメールアドレスへご連絡下さい。
→ info@sachimiichimura.com

お会いできることを楽しみにしております。