「仕方がないこと」と「仕方がなくないこと」を区別する

こんにちは、ブルーベル代表 市村幸美です。

 

自分の力ではどうにもならないことに一喜一憂しても仕方がないですよね。天気とか、電車の遅れとか、人の気持ちとか。自分の力ではどうにもならない。

 

認知症の進行も同じです。

生きていてからだのなかで代謝が行われる以上、認知症の進行を止めることはできません。脳の神経細胞は一度死んでしまうと再生できないので仕方がありません。

この「仕方がない」というのは諦めではなく、事実です。

 

かかりつけ医に相談したけど、仕方がないって言われたんですよ!

医者って適当ですよね。

とご立腹されていた方がいましたが、おそらく本当に仕方がないんだと思いますよ。

 

 

でも、「仕方がなくないこと」もたくさんあります。

 

人がいないので仕方がない

転んだら困るから仕方がない

ご家族の希望だから仕方がない

・・・

とか

 

これ、どうですか?

 

仕方がなくないですよね

 

ってことです。

 

 

「仕方がないこと(変えられないこと)」と「仕方がなくないこと(変えられること)」

ここをきちんと区別をしてケアをしていく。

 

「仕方がないこと」はそこを理解した上で、関わっていく。ここに一喜一憂しない。

「仕方がなくないこと」にエネルギーを注ぐ。

 

ここが腑に落ちると、ケアする側もされる側も楽になるはずです。

 

 

では、またー

 

 

 

1 個のコメント

  • お師匠様

    いつもありがとうございます。

    「仕方がないこと(変えられないこと)」ここに一喜一憂しない。

    これは、名言です。

    ありがとうございます。