心の距離を保つことがグレーゾーンのケアを減らす

こんにちは、ブルーベル代表 市村幸美です。

今年度の日総研セミナーが今週末、仙台から再開します。

現在、一般の人が参加できる認知症のセミナーは日総研セミナーだけとなっています。このセミナーは私の話したいことをプログラムにしてもらっているので、1番私らしく話せるセミナーかもしれませんね。

今年度は、東京、名古屋、福岡での開催予定です。

 

前回のブログにも書いた「一喜一憂しない」というのは、認知症のセミナーでは毎回最初に伝えさせて頂きます。

ここが本当に大切だから。

認知症の人の言動に感情を持っていかれることは、確かにあります。人対人だから、そこを否定しません。でも、感情が動きすぎる人は冷静に物事を判断できていない人が多い。

 

嬉しいと思うのはいいことですよね?

と聞かれるけど

実は私はここも良しとはしていません

 

理由は上がると下がるから

 

認知症の人が自分にとって都合の良いことをしてくれたときは気分が上がって、そうじゃないときは気分が下がる・・・

 

自分の気分を上げてもらうことを認知症の人に期待する

勝手に期待して、勝手に裏切られたと憤る

こういう感情パターンの人をたくさんみてきました。

 

もともと私自身が他人に感情移入できないタイプの人間というのもありますが、心の距離感を保つことを意識してます。

グレーゾーンのケアは感情移入しすぎた結果、起こることも多い。

このあたりはセミナーのなかで情報交換をしながら深めていきたいと思います。

 

では、またー

1 個のコメント

  • お師匠様

    いつもありがとうございます。

    相手(認知症利用者)に、自分が行った行為の結果を

    期待して行動する介護職員がおられます。その反応に

    よって、相手の状況をしる手掛かりにする場合もあるかもしれません。

    この場合でも、相手がそもそもどうしたいのか、何がやりたいのか

    分からない場合、こちらが読むとく問いかけや行動がまず必要だと思います。

    認知症ケアの幅広さに、この仕事の面白さがあると感じています。