【セミナーでのご質問】血圧測定に緊張してしまう利用者さんの対応

こんにちは、ブルーベル代表 市村幸美です。

介護職に必要な高齢者の方への基本的な医療知識セミナーで頂いた質問の中から、ブログ記事でも取り上げたいなと思ったものをご紹介していくシリーズです。私個人の見解になりますので、その旨をご了承ください。

今日取り上げるご質問はこちらです。

血圧測定をすると病院でも自宅でも緊張してしまう方がいます。正確にリラックスして測定する方法はありますか?

自分でも測定すると思うと緊張してしまうと仰っています

ご質問ありがとうございます!

 

今日からの質問は、セミナー中にお答えした内容になりますが、時間の都合でバタバターーーーーっと早口で話したので、改めて記事にしていきます。

 

いますよねー、こういう利用者さん。朝から血圧のことで頭がいっぱいな人(笑)

 

こういう人は、どうにもならないと思ったほうがいいです。リラックスさせようとすればするほど、緊張する。私も過去に音楽流してみたり、アロマを使ったりしてみたり、いろいろやってみましたが全然効果がなかったですねー。

 

深呼吸も、このタイプはなぜか余計に上がる。

 

 

 

こういうタイプの人は、もちろん血圧が高めな人が多いんですけど、必要以上に

血圧が高いのは悪いこと

だと思っている人が多い印象です

 

セミナー中にも話したように、高血圧は数値が高いことよりも、血圧が高い状態が続くことによって引き起こされる合併症が怖いんですよね。

 

この利用者さんの場合、血圧測定のときに数値が高くても、そのときだけならばそんなに問題はないかと思います。

 

ちなみに私は、血圧が高くても、「終わりましたー」くらいしかいいません。「いい感じですねーーー」って言ったりもします。

自覚症状があったり、いつもと比べて明らかに違う場合を除いて、必要以上に再検したりもしません。

今は循環器の先生も、昔のように血圧を標準値まで下げることをしていないと聞きますし、血圧が高いことに周りが騒がないほうがいいような気もします。

 

私なりの結論としては

こういう対応の人はリラックスできないと思ったほうがいい(笑)。そして、「血圧が高くてもそんなに心配ないですよー」という雰囲気で接する。

でした。

補足
こちらも一度目を通しておくとよいと思います。
高齢者の背景因子を考慮した高血圧管理 健康長寿ネット

 

参考になると嬉しいです。
ご質問ありがとうございました!

では、またー