【セミナーでのご質問】アリセプト・リスパダールは続けたほうがいい?

こんにちは、ブルーベル代表 市村幸美です。

介護職に必要な高齢者の方への基本的な医療知識セミナーで頂いた質問の中から、ブログ記事でも取り上げたいなと思ったものをご紹介していくシリーズです。私個人の見解になりますので、その旨をご了承ください。

今日取り上げるご質問はこちらです。

認知症と診断され、アリセプトを内服している。症状のなかに独語が出た場合リスパダールを服用している。静かな日(独語がない日)には内服しない方がいいのか?続けた方が効果的なのか?

ご質問ありがとうございます!

 

こちらの質問に対しては、セミナー中にも取り上げさせてもらったんですが、頓服として服用しているわけではないということでした。

結論から言うと、アリセプトは続けたほうがいいと思います。医師が処方している以上、適応なのだと思いますし。

↓ アリセプトの作用機序についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

抗認知症薬①アセチルコリンエステラーゼ阻害薬について

 

ただリスパダールに関しては、ご質問者さんも感じていたように必要ないのかなーという感じがしますよね。

以前から言っているように、私は抗精神病薬に対して反対派ではありません。本人が楽になるならば適切に使用することは必要だと思います。

逆に本人が必要としていない状況ならば、続ける必要はないのかなと思います。

 

ちなみにリスパダール(リスペリドン)は、神経伝達物質であるドパミンやセロトニンに作用します。ドパミンやセロトニンの働きを抑えることで効果を期待します。

ドパミンは、気持ちを興奮させる神経伝達物質だと考えられています。統合失調症の治療でもドパミンやセロトニンに働きかける薬がよく使われるのはこのためです。

その一方で、ドパミンを抑えてしまうわけですから当然副作用もあります。高齢者で問題になってくるのは、錐体外路症状とよばれるものでパーキンソン症候群とも表現されることもあります。

  • 動きが遅くなる
  • 小刻みに歩く
  • 姿勢を保つことが難しくなる
  • 飲み込みが悪くなる

などなどです。

 

 

認知症を勉強している人はレビー小体型認知症の症状を想像するとわかりやすいと思います。

アルツハイマー型認知症の人でも、抗精神病薬を服用している人がレビー小体型認知症のような身体の硬さが出ることがありますが、その場合は副作用で錐体外路症状が出ていることが予測されます。

 

少し話が逸れましたが、ざっくりまとめるとアリセプトは飲み続けることで意味があるタイプの薬、リスパダールは症状を抑えるための薬です。

もちろん、薬ですのでアリセプトも副作用はありますが、リスパダールのほうが副作用は強めですね。

ですので、ご質問の感じですと、頓服という飲み方でもいいのではないかなーと勝手に想像しています。

医師に相談してみてはいかがでしょうか?

 

参考になると嬉しいです。
ご質問ありがとうございました!

では、またー

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