こんにちは、ブルーベル代表 市村幸美です。
介護職に必要な高齢者の方への基本的な医療知識セミナーで頂いた質問の中から、ブログ記事でも取り上げたいなと思ったものをご紹介していくシリーズです。私個人の見解になりますので、その旨をご了承ください。
今日取り上げるご質問はこちらです。

ご質問ありがとうございます!
セミナー中に、嚥下と義歯の話をしたので、その内容に対するご質問でしたね。
たまーにこういう人いますよね。義歯なしで常食食べるおじいちゃん(笑)
すごいですけどね。でも、介護としてこれがいいのかといったら、そうではないと私は考えます。
推測ですけど、この利用者さんは何らかの原因で、義歯を装着しない時間が長くなり、歯茎の形が変わってしまったのではないかと思います。
結果として、義歯が合わなくなり、義歯がないほうが飲み込みやすくなったということではないでしょうか?
このご質問の答えとしては
もし新しい義歯を作成することが可能ならばそれがベストですが、現実的に難しいのであれば仕方がないと思います。
これはセミナーで言い忘れましたが、義歯をしないで食事をしているわけですから、口のなかが傷つきやすくなります。口腔内の傷、またその傷からの感染などが起こっていないかなどよく観察をしてください。
また義歯は噛むだけでなく、力を入れる(ふんばる)ことにも影響しますので、転倒予防にも注意して下さい。
(義歯を入れていない人は、転倒リスクが2,5倍になるといわれています)
義歯について書いた記事がありますので、少し長文ですが読んでみてください。
参考になると嬉しいです。
ご質問ありがとうございました!

では、またー
入れ歯が無いほうが飲み込みやすい人がいます。(リーダー・看護師指示で入れ歯なし)。大丈夫でしょうか?