認知症の終末期について思うこと@終末期ケア専門士

こんにちは、ブルーベル代表 市村幸美です。

今回のコロナの影響で、「人生思うように進まないなー」とか一瞬思ったんですけど

考えたら思うように人生が進んだことなんて今まで1度もなかったwww

そういう意味では、想定内ですよね。

さて

今日はこちらの日本終末期ケア協会のご紹介です。

こちらの公式テキストの一部を書かせて頂きました。

私のブログを読んでくださっている人は、

あれ? 幸美さん

資格・・・

って思ってるんじゃないでしょうかww

いや、思いますよね

認定看護師もやめて、認知症ケア専門士もやめて

「資格なんていらない!」って鼻息荒めに発信してますからねww

その市村が、資格の公式テキストですからね、「え?!」ってなりますよね。

答えはシンプルです。

私(ブルーベル)の理念は、いつも発信しているように

認知症の人が不利益を受けない社会をつくる

です。

私は仕事を選ぶポイントは、この理念に沿っているかどうかだけです。

また、こちらの協会の理念や社会貢献についての考え方に納得・共感できたのも大きいです。

私のスタンスとして資格を取ることを猛烈におすすめするということはできませんが(すいません・・・)

終末期ケアの入り口として、とてもわかりやすいコンテンツになっていると思います。

最近の施設看護師・介護職向けのセミナーでは看取り関連の質問がとても増えています。

(ちなみに私は施設での看取りの経験はないので、お答えできません)

改めて体系的に看取りを含めて終末期ケアを勉強したいという人にはとてもおすすめです。

詳しくはこちらから ↓
日本終末期ケア協会

認知症ケアにおける終末期はですね、やはり、ものすごい課題が多いです。

認知症ケアは基本的に最初から出遅れてるパターンが多いから。

認知症の人が先に進んでいる状態。

これを最後まで引きずってしまい、本人の意思確認ができないまま、誰もが「これで良かったんだろうか」と納得できないまま、終わっていく。

このスパイラルは、どこかで断ち切っていかなければいけないと思います。

私が思う認知症の終末期のケアは、終末期になって何かをすることではなく

終末期を予測しながら、初期から終末期にむけてケアをしていくことだと思います。

いつも言っているように、認知症は必ず進行します。

認知症ケアの場合、「終末期になったから考えればいい」というものではありません。自分の意思がなくなるわけではありませんが、判断をする力が低くなったり、意思を言葉で伝えることが難しくなります。

だから、はやい段階で“このような状態になったら、どういう選択をしたいか?”ということを意識する必要がありますよね。

この必要性を、専門職がどこまで納得して本人や家族に言語化できるか、ということがキーポイントになってきます。

関連記事をいくつか挙げておきます。

認知症の人の希望と介護家族の希望が違うとき

2018年7月20日

専門職が思う「良いこと」が、患者・利用者にとっても「良いこと」とは限らない

2018年6月29日

新しい時代の認知症ケア②「後手の認知症ケア」から「先手の認知症ケア」へ

2019年1月4日

では、またー

1 個のコメント

  • お師匠様

    いつもありがとうございます。

    専門職としての納得度。

    経験すればするほど納得度のハードルが上がる。

    終わりなき挑戦です。