認知症ケアに疲れないコツは時間の流れを同じにする

こんにちは、市村幸美です。6月になり、函館もやっと暖房をつけなくても大丈夫になりました。さて今日は認知症ケアに疲れないコツについて書こうと思います。

疲れないコツは時間の流れを同じにする

認知症になると情報処理能力が低下する

認知症ケアでは「その人のペースを合わせることが大切」と言われます。認知症になると、情報を理解して判断する力が低下してきます。目で見た情報、耳から聞いた情報を理解して判断することが難しくなったり、時間がかかったりするようになります。

なので、脳に障害がない自分たちと同じ感覚で会話をしていると、認知症の方はついていけなくなります。認知症の人と話すときは「ゆっくり、はっきり」が基本です。偉そうに言っている私も過去には「あなたの言葉は速くて外国語だと思った」と言われたことがありますし、今でも意識をしないと「え?」と聞き返されることもよくあります。

時間感覚でペースをつかむ

「ペースを合わせる」というのも間違ってはいないのですが、この表現だと「ケア受ける(する)とき」や「会話をするとき」など場面が限定されるような気がします。私はもっと広い「時間感覚」でとらえた方が、つかみやすいと思っています。

その人の10分、1時間、1日、1週間、1ヶ月・・・といった時間感覚でその人の時間の流れを捉えることができると、本当の意味での「ペースを合わせる」ことができるようになります。

自分の時間の流れを中心にすると疲れる

認知症ケアに限ったことではありませんが、自分が正しいと思っていたり、自分の価値観と他人の価値観が同じだと思っていると、イライラすることが多くなります。人は誰でも自分のペースを乱されるのは嫌なものです。認知症ケアで疲れてしまう専門職は、自分の予定通りに認知症の人を動かすことにエネルギーを使っている人が多いように思います。そのかけたエネルギーが報われないので、疲れるんですよね。

相手のペースに合わせた方が楽

人に合わせるのは疲れる・・・と思っている人もいると思います。私も仕事以外では、人に合わせるのは苦手です(というか無理です)。でも、認知症ケアでは認知症の人の時間感覚に自分を合わせた方が圧倒的に楽です。「動かせないものにエネルギーを使わない」これが認知症ケアで疲れないコツです。

まとめ

いいケアをするために「頑張る」ということは間違ってはいないと思います。でも、私の認知症ケアのモットーは「頑張らない」です。肩の力を抜きながら、ゆるゆると一緒に生活をするようにケアをする。このスタンスが結果として認知症の人を追い詰めないことに繋がると私は考えています。

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