『プロとしてどうなのか』の前に『人として正しいか』

認知症専門ナースケアマネ 市村幸美(いちむらさちみ)【ゆるらく認知症ケア】

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こんにちは、市村です。この記事は3年前にアメブロで書いた記事のリライトになります。過去のブログを読み返していると、表現が幼かったり、今では常識なことを偉そうに書いたりしていて(笑)なんだか恥ずかしいです。でも、改めて、今は自分のなかで当たり前になりすぎて、今更言わなくてもわかるだろーと勝手に決めつけていたこともあるなと気づいたので、過去の記事を編集しながらこちらのサイトでもUPしていきますね!

人として正しいか

『看護師としてどうなのか』『介護職としてどうなのか』、以前の私はケアに行き詰まったときはこんなことばっかり考えてました。もちろん、プロとして大切な視点です。でも、あまりにこの「プロとして」とか「介護職として」とかにこだわりすぎていると『ん…?なんか違うくないか…?』という結論に行き着くことがあります。なんなんだろう、この感じ。。悶々としていました。

そんなときに出会った本に答えがありました。稲盛和夫さんの『生き方』という本です。私が紹介するまでもなく大ベストセラーですので、読んだことがある方も多いと思うのですが、この本で稲盛さんが強く訴えているのが『人として正しいか』ということです。

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「人として」で考えれば答えはシンプル

この本を読んでから「介護職としてどうなのか」の前に「人として正しいか」と考えるようになりました。そう考えると、答えはすごくシンプルです。医療・介護現場における常識はふつうに考えたら非常識だったりします。もしかしたらそれは「人として」の視点が欠けているのかもしれません。例えば身体拘束だってそうです。やっている看護師や介護職は「本人の安全のため」と本気で思っています。でも「人として正しいか」と考えたら…?
今まで、私も人として正しくないケアをいっぱいしてきました。後悔していることもたくさんあります。だから、もうそんな後悔をしないように「人として正しいか」を意識してケアにあたっています。「人として正しい」と自信を持っていえる選択をプロの視点で工夫していく。ここを目指していきたい。

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