専門職の虐待の背景にある利用者からのハラスメント

こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です。

この数日は、新メニューの準備に明け暮れていました。

ゆるゆる、ボサボサ・・・ww

新メニューは事業所内の勉強会に役立てて頂けるような、動画とテキストのセット販売を考えています。

楽しみにしていて下さい。

さて、今日も前回の虐待関連の続きです。

前回の記事に対して、事例を提供してくださった皆様、ありがとうございます。大切に扱わせて頂きます。

ときどき目にするに出る介護現場や医療現場での虐待報道

最近もありましたね

いつも言いますが、氷山の一角です

それは、ネットニュースのコメント欄を読めば一目瞭然です

「普通に虐待は考えればダメだと思う。
しかし認知症の介護をしたことがある人なら虐待する人の気持ちはわかるだろう」

「どこでもやっている」

「このような虐待は現場では普通に行われているでしょう」

「縛らないとみれない」

「介護職だけど「虐待なんて信じられない」なんてことは言えない」

「どこの施設でも虐待は、多少でもありますよ」

「表に出ない悪質な虐待はたくさんある」

「安い給料で疲弊しているこっちの立場にもなれ」

「こっちにだって我慢の限界がある」

などなど

匿名だからでしょうが

虐待の事実をたくさんの人が認めています

ネットニュースとかって

コメントに対する「GOOD」「BAD」ボタンあるじゃないですか

虐待関連のニュースにコメント書く人って約9割は介護職(元介護職)なんですけど

「こっちの立場にもなれ」

みたいなコメントにすごい数の「GOOD」がつくんですよね

いつも言っているように

虐待を肯定することは絶対にしません

ですが

個人の問題だけでは片付けられない

これがこの問題の難しいところ

子供のいじめ問題と同じ

介護職の高齢者虐待の原因のひとつには

利用者から受けたハラスメントに

事業所がどのように対応したか

が大きく影響していると感じています

いい事業所って

利用者を大切にするのはもちろんのこと

職員のことをものすごく大切にしている

今の認知症ケアでは

少なからず認知症の人から暴力やハラスメントを受けます

叩かれたり

噛まれたり

セクハラされたり

暴言を吐かれたり

また

家族から理不尽なクレームを受けたりすることもあるでしょう

認知症だから仕方がない部分はあります

だから認知症の人を責めてもどうしようもありません

でも

スタッフのスタッフのフォローは絶対に必要です

対応が悪くて起こる場合もあります

それでも

「あなたの対応が悪かったからだね」

で片付けてはならないんですよね

今の専門職による虐待の背景には

自分たちが受けた身体や心の傷を

誰も救ってくれなかった

という気持ちがあるのかもしれません

では、また


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2020年4月18日