口から食べることは幸せの絶対条件なのか?

こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です。

先週末は東京での日総研セミナーでした!

4ヶ月ぶりの新幹線!

次回のブログで感じたことなどまたレポートしますねー

さて

いきなり食支援に水を差すようなブログタイトルですいません(笑)

いうまでもなく

本人が望む限り

本人が望むものを

できるだけ最期まで口から食べる

そのための支援をする

というのは大前提です

そのうえで

「ただ、こんな人もいますよ」

「こんな考え方もあるかもですよ」

ということをちょっとだけお伝えさせてください

私は

食べたくないなら食べなくていい

食べたくないなら食べさせなくていい

というスタンスで発信しています

これに反発する人がいるのは承知しております!

これは私自身が

食べることにあまり興味がない

というのも関係してるのだと思います

もちろん「美味しいなー」と思うし

美味しそうなものをみれば「食べたいなー」と思います

でも

それよりも

「食べるの面倒だなーー」

という気持ちのほうが強いのです

↑ コーヒーは好き

これをいうと驚かれる(というか引かれる)のですが

正直なところ

カロリーメイトとか栄養ゼリーみたいなのがあれば十分なんです

考えるの面倒

食べるの面倒

そのあとの歯を磨くのが面倒

どうぞ「どこまでズボラなんだ」と呆れてください

潰瘍性大腸炎を発症したとき、固形物を食べるのが怖くなって、ずっとラコールとかエンシュアとか飲んでたんです。

みんな

「幸美さん、可哀想・・・(涙)」

って言ってくれたけど

実は

「超絶 楽じゃんーーーーん!!」

って感じだったんですよね

美味しいし

あっという間に食事終わるし

栄養バランスとか考えなくていいし

サイコー!!!

って思ってました

症状が落ち着いて

先生からも「普通の食事していいよ」って言われても

面倒でしばらくラコールで済ませてたくらいだから 笑

あとは

ちょっと暗い話っぽくなってしまうのだけど

私若いとき摂食障害だったんですよねーー

そんときも食べるの苦痛で仕方がなかったから

そういう経験もあって

食べる=幸せ

って感じではないのかもしれない

これをいうと不謹慎だと怒られそうで書けなかったけど

正直私は経管栄養になってもそんなに苦痛ではないと思う

空腹で辛くないのならそれでいい(入院中の絶食はきつかったから)

まあ

私の場合はレアケースとしても

摂食嚥下障害がある人は、食べることが苦痛な人もいますよね

口から食べることが

人間にとって絶対的な幸せなのだろか?

ということを改めて考えたい、と常に勝手に考えています

最初に書いたように、食べるは生理的欲求のひとつだし、生活の楽しみであることは、私も重々承知しています。

でも

それって絶対?

それって人間全員に言えること?

という問いで今日は終わりにします(笑)

では、またー


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2020年4月18日

2 件のコメント

  • お師匠様

    いつもありがとうございます。

    今年、新しく初めたことにファスティングがあります。

    まだ4か月目で先日ようやく5日間のファスティング終了したところです。

    3日間にチャレンジしたときは、あっさりしていた空腹感でしたが、

    今回は2日目の夜に、あまりの空腹感で妄想が止まらず寝不足になりかけたり。

    ファスティング終了後、食に対しての価値観が変わりました。今までも感謝していたこにまして

    食を摂ることができるありがたさが身に染みています。
    (摂る形態は問いません)

    いろんな経験ができることに感謝です。

  • 市村さん、ご無沙汰しています。相変わらずご活躍ですね!
    衝撃的なタイトルにちょっとびっくりしました。
    市村さんの最後の問いですが、それは絶対ではないし、人間全員に当てはまることでもないと思います。私も食べたくなければ食べなくていいと思いますし、無理に食べさせなくていいと思っています。(本人は望んでいないのに、全量摂取に情熱を燃やすスッタフもいますが…)市村さんの食に対する考えは極端かもしれませんが(笑)、エンシュアの様な物や、経管栄養を本人が望むのであれば、それはそれでいいのではないかと思います。しかし、口から食べるということを願いながら、本人には嚥下する能力がまだあるにもかかわらず、誤嚥のリスクが高いとの理由で、絶食されたまま亡くなっていく人がいるのも事実ですし、そういう人を過去に何人もみてきました。いずれにせよ、至極当然のことですが、食に関しても、その人のニーズに沿った支援をしていくべきなのだと思います。