こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です
週末は岡山・大阪での日総研セミナーでした!


私の書籍もあります

いつものことですが、お客様や運営してくださる方々に支えられているなーと思います。ありがとうございました!
次は8月の仙台になりまーす。

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今日の記事はセミナーで話したことを少しシェアしますね。
認知症ケアでは
創傷が治っていくような、わかりやすい結果が出ることなんてほとんどないのが現実です。
変わらないどころか、悪くなる
皆さんご存知のように
認知症は治りません
認知症は必ず進行します

だから
良くならないのは当たり前
悪くなるのは当たり前
諦めとか悲観的とかではなく
ただの事実
だから
変わらないどころか、悪くなる
このことを「悪」と捉える必要はない

私は
認知症の人の症状がよくならない
認知症の人の言動が変わらないからといって
今やっているケアが間違っているとは言えないと思うんです
私もそうだったけど
症状(状態)が変わらない
=(イコール)
ケアが間違っている
と思いがち
もしケアがグレーゾーンのケアだったら見直す必要があると思いますが
そうでなければ、そのケアが正解なのかもしれません
自分たちの理想の形と違ったとしても
認知症の人がOKだったらそれでいいと思うんですよ
OKも100点求める必要なんてなくて
「まーこんなもんでしょー」くらいでよくないですか?(笑)

自分たちが試行錯誤で考えて提供しているケアを認める
(グレーゾーンのケアじゃないかはチェック必要)
認知症の人の反応が思い描く姿じゃなくても、その人を認める
時には、そういう考え方があってもいいんじゃないかなーと思います。

認知症ケア以外でも、自分の望む方向じゃなかったときに受け止められるかどうかで、人生って変わるなーと思っています。そういう器の広さを持ちたい。難しいけど(笑)
ちょっと抽象的で伝わりにくいかもしれませんが
ニュアンが伝わればと嬉しいです
では、またー