症状(状態)が変わらない = ケアが間違っている?

こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です

週末は岡山・大阪での日総研セミナーでした!

私の書籍もあります

いつものことですが、お客様や運営してくださる方々に支えられているなーと思います。ありがとうございました!

次は8月の仙台になりまーす。

今日の記事はセミナーで話したことを少しシェアしますね。

認知症ケアでは

創傷が治っていくような、わかりやすい結果が出ることなんてほとんどないのが現実です。

劇的な変化なんて稀だし、たまたまだから

2020年4月7日

変わらないどころか、悪くなる

皆さんご存知のように

認知症は治りません

認知症は必ず進行します

だから

良くならないのは当たり前

悪くなるのは当たり前

諦めとか悲観的とかではなく

ただの事実

だから

変わらないどころか、悪くなる

このことを「悪」と捉える必要はない

私は

認知症の人の症状がよくならない

認知症の人の言動が変わらないからといって

今やっているケアが間違っているとは言えないと思うんです

私もそうだったけど

症状(状態)が変わらない

=(イコール)

ケアが間違っている

と思いがち

もしケアがグレーゾーンのケアだったら見直す必要があると思いますが

そうでなければ、そのケアが正解なのかもしれません

【無料PDF】介護現場における認知症の人へのグレーゾーンのケア

2020年4月18日

自分たちの理想の形と違ったとしても

認知症の人がOKだったらそれでいいと思うんですよ

OKも100点求める必要なんてなくて

「まーこんなもんでしょー」くらいでよくないですか?(笑)

自分たちが試行錯誤で考えて提供しているケアを認める

(グレーゾーンのケアじゃないかはチェック必要)

認知症の人の反応が思い描く姿じゃなくても、その人を認める

時には、そういう考え方があってもいいんじゃないかなーと思います。

認知症ケア以外でも、自分の望む方向じゃなかったときに受け止められるかどうかで、人生って変わるなーと思っています。そういう器の広さを持ちたい。難しいけど(笑)

ちょっと抽象的で伝わりにくいかもしれませんが

ニュアンが伝わればと嬉しいです

では、またー