こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です
先週、家族で北湯沢温泉というところに行ってきました。
寒くて天気もイマイチだったんですが、紅葉が綺麗でした。紅葉ももう少しで終わり。あとは、冬一直線です。

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今日の本題です。
先日インスラグラムでアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の被害妄想の違いについて、投稿しました
その投稿にこのようなご質問を頂ました
こんにちわ😊とても参考になります。
今日まさに、レビー小体型認知症の60代の方がデイサービスに来られました。
4年前から小動物や小さい子供が見えるようで、何度か警察も絡むトラブルになっていたようです。
最近は内服していることもあってか幻視などは落ち着いているようですが、いつそういう話が出てくるかな…と少し不安に思ってます。
そういう話が出たときは、初期ではなかったら否定しないほうがよいのでしょうか?
ご質問ありがとうございます!
コメントで返信するには長すぎる内容になりそうだったのと(笑)、他にも気になる人がいるだろうなーと思ったのでブログでお答えさせて頂きまーす
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で、私なりの答えを書こうと思って、いろいろ考えていたら
過去の記事でしっかり書いてた 笑
☝︎この記事にも書いているけど
本人が楽になるのであれば
自分にもみえているような対応でも
やんわり否定する対応でも、どっちでもいい
これが基本

今回頂いたご質問について、もう少し補足すると
このご質問者さんは、おそらく
「せっかく落ち着いてきたのに、また警察も絡むようなトラブルになったらどうしよう・・・」
という不安があるのかなーと思います
わかります
ただ幻視がみえるのは、脳の器質的な問題なので、周りがコントロールできることではないんですよね
ここだけはしっかり意識しておいたほうがいいと思います
そうじゃないと
自分の対応が悪かったから幻視の症状が出たんだ・・・などと、見当違いなことで自分を責めることになってしまうので。
幻視とあなたのケアは関係ない
ここまでOKですか?

ただ、幻視があることで動く感情に対しては介入できます
幻視があることで、恐怖や不安といった感情の揺れがあるので、その感情を緩和するような言葉かけであったり、環境の調整が腕の見せ所(?)かもしれません
その方法のひとつとして、今回のご質問にもあった「否定する」というのが効果的なこともあります。
レビー小体型認知症の初期は、認知機能が保持されていることが多いので、実在しないということを伝えると、納得してくれる人もいますし
『いろいろ見えるんだよ。でも医者に「そういう病気だから」って言われてるから仕方がないね』と話していた人もいます。
私は「実在しませんよ」的な表現をするのはなんとなく怖いので
「私には見えないんですよね」とやんわり伝えます
私にとっての事実を伝えているだけなので、それで怒らせてしまったことはないです。
「あなたの目がおかしいのね」と言われたことはありますがww
このご質問で登場しているレビー小体型認知症の人は、警察絡みになっていることから予測すると、認知機能も低下してきているのかなーと思うので、否定しても納得はされない可能性が高いと思います。
なので
警察を呼ばなければならないほどの恐怖・不安・怒りがどこからきているのか
周りに何をしてほしいと思っているのか
難しいかもしれませんが
このあたりを解きほぐしていけるといけるような介入を探していけると良いのではないかと思います。
レビー小体型認知症については、いろいろとわかってきて書籍も増えているので、もっと詳しく知りたい人は読んでみるといいかもしれません
以前からお知らせしている日総研オンデマンドセミナーも、11月2日の締め切りが近づいてきていますので、気になるひとはチェックしてみてください!

では、またー