暴力の対応で覚えていきたい「パーソナルスペース」について

こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です

先週久しぶりにプライベートで東京に行ってきました。

出版社さんに挨拶をしたりなど多少仕事系もありましたが、ほぼプライベートだったのでなんのプレッシャーもなく、純粋に東京を楽しみました。

さて、今日は心理学の要素を取り入れた認知症の人の暴力への対応について、書いていこうと思います。

少し前のInstagramでも「認知症と暴力」についてシリーズでお伝えしました

 

認知症の人に限ったことではないですが、怒っている人には近づかないというのが鉄則だと思っています。

昔勤めていた精神科病院の研修でもそのように学びました。

 

この対応のキーワードとなるのが

パーソナルスペースの理解

です

 

まず、パーソナルスペースとは何でしょうか?

パーソナルスペースとは人間の周囲に存在する心理的な空間領域であり,人間はこの空間内に他人や障害物が侵入しないように行動する 

猪鹿倉貴史 他:パーソナルスペースを考慮した群集挙動モデリング —ハイブリッドシステム表現に基づくアプローチ 、システム制御情報学会論文誌 第 26 巻 第 10 号 (2013) 

 

もう少し簡単にいうと、目に見えない「自分の縄張り」ですね

電車のなかで、人の少ない場所に座りたいと思うのは、このパーソナルスペースを守りたいという無意識の反応なんでしょうね。

 

私は「すみっこ派」なんですが、これもすみっこなら片側しかスペースを侵されないという安心感です。

 

で、面白いのが、男性と女性では、パーソナルスペースの形が少し違うことがわかっています

男性は前後に広くなった楕円形(前広め)

女性は自分を中心とした円形になっているそうです

そして、女性のほうがパーソナルスペースは小さいそうです

(参考書籍:パンダ先生の心理学図鑑)

 

確かに比較的近距離でコミュニケーションをとる女性と比較して、男性は女性よりも相手との距離が大きめな感じがします。

 

 

そして攻撃的な人(とき)はこのパーソナルスペースが拡大し

特に後方が拡大するのが特徴といわれています

 

このことを考えると

認知症の人が攻撃的になったときに近づくのは効果的ではないことがわかりますよね

 

パーソナルスペースに侵入される

恐怖

自分の身を守るために侵入を防ごうとする

さらに攻撃

・・・・・

 

 

怒っている認知症の人を放っておくのは冷たいと感じるかもしれませんが

このようなことがわかると

近づかないほうが優しさだとわかると思います

 

 

認知症は精神論だけではやっていけません

 

脳科学や心理学、解剖生理学など、いろいろな観点から認知症を観る

これが冷静に認知症の人と長期間付き合うポイントだと思っています

 

参考になれば嬉しいです!

では、またー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です