認知症の人の服薬管理から思うこと

こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です。

暑い日が続いていますが、皆さま体調はいかがでしょうか?

さて、今日の本題です。

ケアマネや訪問看護師、訪問ヘルパーからよく相談されることのひとつに服薬管理があります。

独居の認知症の人や、夫婦ともに認知症の場合など、処方された通りに服薬できないケースですね。

ここに関しては、

薬を整理してなるべく少ない回数にしてもらう

とか

お薬カレンダーを使う

とか

カレンダーに直接貼る

とか

色んな角度から本人がやりやすい方法を探していくのがいいのかなーと思います。

正解はないので、関わる人達みんなで アイディアを出していくと良いのではないでしょうか。

それで、なんとか飲めればいいですけど、飲めないこともあります。

最初は飲めてても、だんだん飲めなくなってくることも、あります。

認知症はからなず進行しますから。(ここから目を逸らしていると、大事なことを見落とします。)

そもそも、服薬管理の目的って

薬を飲むという行動(方法)によって、健康を管理すること、ですよね

最終目標は健康管理

だから、薬が飲めなくなったら

薬が飲めない状況で、どのように健康を管理するかにシフトしていく必要があると思います。

 

家族や関わる専門職の細かい観察が大切になってくるでしょうし、

体調が悪くなったら、誰に助けを求めればいいのかを伝えていくことも大切だと思います。


↑ 知り合いの家庭菜園ですくすく育っているカボチャ

服薬管理のファーストステップは、確実に内服できること

でも、それができなくなったら

服薬できない状況の中で、どのようにその人の健康を観察していくかを考える。

 

認知症は、必ず進みます。

その進行を止めることに必死になるのは、あまり意味がないように思います。

それよりも、その進行にちゃんと着いて行くこと。

認知症の人だけ先に行かせないこと。

私は、そこを大切にしています。

では、またーーー