こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です。
7月開催の中級編講座、残1名です!アーカイブもあるので、気になっている人はチェックしてみて下さい。締め切りは6月23日です。
我が家は現在3匹のニャンズがいるのですが、最年長の子が今月で21歳になりました♡

インスタのストーリーにあげたら過去最高の「いいね♡」をいただきました!ありがとうございます!
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前回は「自分が務める施設で虐待があったときにどうする?」という記事を書きました。
そのなかで4つほどネットニュースから拾った虐待事例を貼り付けたのですが、この4つを少し掘り下げていこうかなーと思います。
この虐待事例の要因などを勝手に考察、推測しながら、一般的なことも考えていきます。
注)私の妄想がかなり含まれてます。
まず旭川の虐待事例から。

まずこの施設ですが、色々調べてみると
・定員20名
・スタッフ12名程度
・夜勤2名体制
のようです。
ちなみにある情報サイトには

と書いてありました。
どこの施設もそうだけど
こういうのは絶対に鵜呑みにしてはならない。
このケースは
・ナースコールをならない設定にした
・外に出られないようにした
という2点が問題だったと書かれていますが、この利用者に対する態度や言動なども相当酷かったのではないかと予測されます。
他のケアはクリーンだったとは考えにくい。
・ナースコールをならない設定にした
ナースコールのコードを抜いたんでしょうね。まぁ、さほど珍しいことではない。
ナースコールを頻回に押すタイプの人は一定数いて、このタイプの患者・利用者さんは職員から嫌われるから、そのタイプの人だったのかなって思ったんですけど。
実はもう少し怖かった。。。
この事件の他の記事も確認したら

とのこと。
えーーーーー!!!
10人のナースコールならないようにしたの?
ワンフロア全員???!!!
定員20名で夜勤2人なのに??!!

これにはグレーゾーン見慣れてる私ですら、お目にかかったことない・・。
この理由が

「困っていた」
なるほどねーです。
時期的にコロナ禍で家族の面会が制限されていた時期だから、「見られてる」という意識がなくなっていたんでしょうね。
実際にコロナ禍で介護施設(だけじゃないと思うけど)における虐待はかなりアップしたらしいです。
あと、他の記事では「部屋への閉じ込め」もワンフロア全員やっていたっぽいことも書いてあったので、そうだったとすると、逆にすごい労力だなと思ったりしました。
ここまでくると、「転んでほしくない」どころの騒ぎではない。
もう、とにかく静かな空間で夜勤をしたかったんでしょうね。うんうん、そうかそうか、、、としか言えない。
この事例の場合、やっていたのが職員のうち一人なのか、複数人なのかは記事からはわかりませんが、積極的にやっていた人は少なかったんじゃないかと思います。
でも、知っていて何も言えなかった職員はいるんだろうなと思います。
そういう職員は、虐待が表に出たことで、ホッとした人もいるのではないでしょうか。

でね、この虐待の本質はここなんですよ。
施設の担当者は介護の放棄があったことを認める一方、「虐待などの意図からではなく、利用者が勝手に外に出てケガをしないようにと考えての事だったと思う」と話しています。
この 施設の担当者というのは誰かわかりませんが
虐待だと認識できてない。
職員のことを守った感じなんでしょうけど、方向性がズレすぎてる。
おそらくこういうインタビューに答えるくらいの人だから、現場の介護職ではなく相談員のような感じの立場だったのではないかと思うので、そりゃあ現場の倫理観もグラグラするわ・・・と思う。
おそらくですが
・グレーゾーンのケアが日常的に行われていて感覚が麻痺している
・倫理観の低い職員がいるが、何らかの理由で周囲が注意できない状況がある
・研修制度がないか、あっても形だけの研修しかやっていない
・管理する側の倫理観が低い、社会の風潮に鈍感
・コロナ禍で家族の目が入らなかった
このあたりが要因としては考えられるかなーと思います。
この事件が倫理観を見直すきっかけになっているといいですね。
そして、ここで生活している入居者様が安心して暮らせる環境になりますように☆

この事例だけではないんだけど、私が1番イラッとするのが
Yahooニュースになったときのコメント欄。
現場の介護職のコメントが大多数で
「わかります」
「気持ち理解できます」
「低賃金なのに忙しいから・・・」
「認知症の人は指示が入らないんで・・・」
とか
自分の愚痴を言いまくる人が多すぎて本当に吐きそうになる。
でも、これが介護現場の現実。
ここについては、また別の記事で書こうと思います。
また勝手に考察していきますね。
では、またーーーー



