認知症のタイプによって脳の変化は違う
認知症は脳の疾患です。認知症の種類によって障害部位が変わります。大脳皮質の障害の変化をまとめてみました。
アルツハイマー型認知症の脳の変化

アルツハイマー型認知症は、記憶を司る海馬、側頭葉の萎縮からはじまり、頭頂葉の萎縮へと進んでいきます。そのため、記憶障害や体性感覚、空間認識の低下などが起こります。
レビー小体型認知症の脳の変化

レビー小体型認知症では、後頭葉の血流不良や、頭頂葉、脳幹の神経細胞の死滅によって症状が現れます。視覚を担う後頭葉の障害によって幻視や錯視などが現れたり、頭頂葉の運動機能や空間認識が障害されることによって転びやすくなるなどの特徴があります。
前頭側頭型認知症の脳の変化

原因はまだよくわかっていませんが、前頭葉と側頭葉が萎縮する疾患で、人間らしさを司る前頭葉の萎縮によって、抑制がきかなくなるため規則を守ったり、周囲のことを考えずに自己中心的な行動がみられるようになります。
まとめ
代表的な認知症の3つのタイプと脳の変化についてまとめてみました。診断名がついていなくても、このような脳の変化や特徴を知っておくとヒントになりますよ。
いつもありがとうございます。
認知症ブロガーNO1。
何を言うか<誰が言うか ・・・・ 昨日、お師匠様が話されていたこと。
これは正解だと確信しています。