認知症ケアで嘘をついてはいけないのか?

2018.1.16のアメブロのリライトです。

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認知症ケアで嘘をつくのは良くない?

「認知症の人にウソをついてはいけない」という人もいるし、「認知症ケアはいかに上手にウソがつけるかがポイント」という人もいる。

結論から言うと、どっちでもいいと思う(笑)

私は嘘つく派

どっちが正しいってことはないです。ちなみに私の場合は、「そりゃ嘘つくでしょ!!」です。普通の人間関係でも程度の差はあれ、平和に物事を進めるには「そりゃ嘘つくでしょ!!」です 笑

私なんて、毎日小さな嘘つきまくりです。「嘘」と表現するのか、「人に合わせる」と表現するのか、「適当」と表現するのかは人それぞれですけど。(私の場合は適当ってのが一番合ってそう)

認知症ケアはいつも言っている通り、「人」対「人」ですから、認知症の人には嘘をつかないということこそ、私は差別なんじゃないか?と思ったりします。あくまでも、私個人の意見です。

お互いが楽になる嘘がベスト

ただ、認知症ケアにおいて、私が嘘をつくときに必ず注意していることがあります。それは、この嘘が相手に不利益を与えないか?ということ。

・認知症の人がこの嘘によって悲しい思いをしないか?

・混乱させることにはならないか?

ということには注意しています。

認知症の人の弱みにつけ込んで、自分の都合のいいように動かすための嘘はつかないようには気をつけています。

思いがけない方向に行くことも(笑)

認知症ケアでは何気ない小さな嘘が(面白いという意味でも)、どんどん大きくなることってあります。「そこ、そんなにこだわるかーーー・・・」みたいな。。。自分のついた嘘が、自分を苦しめることもよくあります。そこも含めて、嘘をつくのは自己責任です。

まとめ

最初にも書きましたが、「嘘は良くない」という考え方の人もたくさんいますし、実際の現場では介護する側のために嘘が使われていることが多いのが現状です。結局は倫理観の問題とも言えるかもしれませんね。