12年ぶりに会った父親が認知症介護を経験していた

高知へ旅行に行ってきました。養子縁組をしてからははじめての家族旅行、そして12年ぶりにあった父親、田舎の風景などをまとめてみました。

基本情報

家族構成

市村、やや家族関係が複雑です。ジェノグラムにするとこんな感じ。

今回はチームAがチームCに会いに行った構図です。(チームCは一人だろ、とか、チームBの不明ってなんだよ、とかいうツッコミは不要です 笑)

父親との関係

私の両親は私が小学生だった頃に別居をして、中学生の時に離婚が成立しました。その後高校を卒業するまでは定期的に会っていたのですが、高校を卒業して名古屋に行ってからはほとんど連絡をとっていませんでした。30歳になったときに、なぜか突然、父親は今どうしているんだろう?って思うことがあって、調べてみたところ、いつのまにか父親の実家がある高知に戻っていることを知りました。父親に会いたいというよりは「高知に行きたい!」という気持ちで妹と二人で高知へ行ったのが12年前でした。それから会ってはいませんでしたが、妹を介して連絡をとったり、高知から色々送ってもらったりする関係でした。

今回なぜ行こうとおもったか

今回また高知に行こうと思い立ったのは、妹が子供を産んだことがきっかけでした。(ジェノグラムには登場していませんが、妹には旦那さんと子供がいます。)まあ、孫を見せてやろうじゃないか、という上から目線的な感じです(笑)

いざ高知へ

飛行機で函館から羽田、羽田から高知へ。乗り継ぎの時間が短くて心配でしたが、スムーズに乗り継ぎもでき定刻通りに到着しました。私たちが滞在した4日間だけが天気がよかったという幸運に恵まれました。

晴天で本当に気持ちよかった!

父親と姪っ子の対面

父親にとっては初孫であり、おそらくこの子が最初で最後。ふだん人見知りをする姪っ子も、血の繋がりを本能的に感じたのかすぐに打ち解けてキャッキャと騒いでいました。

認知症とパーキンソン病

叔父がパーキンソン病に

しばらく会わない間に、叔父がパーキンソン病になっていました。前回会ったときはなんの兆候もなかったのですが、5年くらい前に発症したそうです。私たちが来ているので、会いにきてくれました。多少の動きの硬さなどはありましたが、今のところ日常生活は家族のサポートを受けつつ問題なく送れているようでした。認知機能はしっかりしていて、もう忘れていいのに、ということも憶えていてちょっと面倒なくらいでした(笑)

2年前に亡くなった祖母が認知症だった

2年前に父方の祖母が94歳で亡くなったのですが、あまり詳しい話は聞いていませんでした。なんとなく認知症だったらしいということは知っていましたが、父親も私が認知症を専門にやっていることを知らない状況だったので、私に相談もしてきませんでしたし、私のほうも聞くことはしませんでした。

今回話を聞いたら、アルツハイマー型認知症で徘徊や帰宅要求、デイサービスに行きたがらない、などの一通りの症状があったようです。面白いネタもたくさんありました(笑)。94歳でしたが、足腰は最期まで衰えていなかったようです。

父親が認知症介護をしていたという事実

この祖母をきちんと父親が介護をしていたというのが、私にとっては意外な事実でした。父親はまだ現役で働いているので、月の半分をショートステイ、月の半分をデイサービス(週5回)を使いながら介護していたようです。私のイメージでは父親は近所付き合いが苦手な人だったのですが、ご近所さんに協力をしてもらいながら家で介護を続けたようです。聞く限りでは、なかなか良い対応をしていたようです。さすが、私の父ですね(笑)

「大変だったけど、最期に親孝行が出来て良かった」と言っていたのが印象的でした。

本を出したことをとても驚き喜んでくれた

祖母の認知症介護のことは知らなかったのですが、今回私の書籍をプレゼントしてあげました。

幸美
北海道の娘が本を出したって自慢していいよ

という、上から目線で。

父にとっては衝撃だったようです。そうですよね、落ち着きがなく問題児だった私ですから。まさかあの娘が本を出すなんて、、、信じられなかたんでしょう。でも、認知症介護をしただけあって、「ここに書いているこれ、おばあちゃんもあったんだよ」と色々エピソードを教えてくれました。

悔やんでも仕方がないけど

私は家族だから助け合わなきゃいけない、とか全く思っていません。今回も普通なら「せっかく認知症を専門にやっているんだから、祖母の介護をして父親を助けてあげればよかった」と思うのかもしれません。でも、私はいろんな家族の形があっていいというのが私のスタンスだから、罪悪感はありません。父親も私がいたら今のような穏やかな気持ちではなかったかもしれませんし。

ただ、ものすごく可愛い祖母だったので、認知症になった祖母を見てみたかったなーという気持ちはあります。

そして最期に会ったときに

祖母
また幸美ちゃんに会えるの楽しみにしちゅうきね

と言っていたのを思い出し、少しだけ後悔をしました。

田舎の風景

今回はとにかく田舎の風景に魅せられた、という感じです。

食べて飲んで

高知で食べて、飲んで、と言えばカツオとお酒なんでしょうが、私の場合は違います。

ミレービスケットと柑橘系ジュース(笑)

自分へのお土産にもどっさりこのペアは買ってきました

まとめ

なんども言いますが、私は家族の形には全くこだわっていません。冒頭のジェノグラムのチームBについても、もしかしたらツッコミたい方がいるかもしれませんが(笑)。いいんです。それぞれが、自分が心地よく自分らしくいられる人と一緒にいればいいと思うから。こんな感じなので、この次はいつ父親に会うのかわかりませんが、いい距離感を保ちつつ、お互いを気にかけながら生きていければいいと思っています。

初孫、可愛かったようです♡