潰瘍性大腸炎がきっかけで看護師を真面目にやろうと決意

※アメブロのリライトです

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潰瘍性大腸炎を発症

人生を変える出来事がありますが、看護師としてダメだった私を変えてくれた大きな出来事があります。

それは30歳のとき、正看護師になって2年目認定看護師の学校に入るためのお金をかせぐために正社員で働きながら、夜勤アルバイトを月に4回入れて(夜勤明けでちょっと仮眠して、夜勤バイト、という生活)丸1日お休みとかは月に1日あるかどうか。

そんな生活がきっかけになったかどうかはわかりませんが、炎症性腸疾患のひとつである潰瘍性大腸炎を発症しました。

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性腸疾患です。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。

難病情報センター ホームページより

 

少量の下血を見て見ぬふりをして見過ごすこと4ヶ月、手をつけられないほどになってしまいました。

大量の下血

即入院

輸血

禁食

点滴

の毎日

もう比喩じゃなくて 死にそうで、身体ももちろんしんどかったのですが、なによりも「心」が、悲しいっていうんじゃないんだけど、惨めで惨めで。

看護師がキラキラして見えた

同業だからか看護師さんも私とはあまり話してくれなくて

半端じゃなくお腹痛いし

禁食がつらいし

そして襲い掛かる差額ベッド代

点滴漏れで腫れまくる腕

刺し直しの苦痛

こんなに毎日必要なのこの検査?っていう検査の毎日

そしてお風呂に入れず清拭も洗髪もしてもらえず全身ギットギトで汚いし・・・

働いているナース達がキラッキラッ輝いていて「私もそっちの世界にもどりたーーーーーい」って毎日泣いてました。患者さんサイドってこんなに惨めなんだ、って思いっきり実感したんですよね

夜勤でヘロヘロのときとか

幸美
患者さんっていいなー 1回入院したいなー

なんてバカなこと思った自分をこれでもかというほど呪いました。

誓い

退院して職場に復帰できたときに誓ったんです

患者さんの立場で物事を考えられる看護師でいよう

本来の自分を発揮できない惨めな気持ちを理解しよう、支えよう、と。

 

 

ちなみに・・・

その後もステロイドや免疫抑制剤の服用、G-CAPっていう透析みたいなこともしました。辛い思いもいっぱいしましたが、おけげさまで今は緩解しているので元気でやれています。