認知症ケアにも役に立つ!嗅覚障害の3つのタイプ

こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です。

久しぶりにセミナー資料の作成に追われています。セミナーで話すのは得意ではないですが、資料を作るのはけっこう好きなんですよねーー。

ただ、私って誤字が多くて(このブログでもよくありますが・・・)、誤字が多いのはわかっているので何度も何度も確認します。この作業がなかなかしんどいです。

しかも、こんなに確認してるのにセミナーやってる最中に誤字に気づいたショックといったら。。。

頑張ります!

さて今日の本題です。今日は嗅覚障害について。

アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の症状のひとつに嗅覚障害があります。

嗅覚障害は

①気導性嗅覚障害

②嗅神経性嗅覚障害

③中枢性嗅覚障害

にわけられます

漢字ばっかり!!!!!(怖!)

①気導性嗅覚障害

このタイプは鼻呼吸によって吸入された空気が、嗅細胞の受容体と結合できないために生じる嗅覚障害で慢性副鼻腔炎アレルギー性鼻炎などが原因 になります

②嗅神経性嗅覚障害

こちらは嗅細胞が傷害を受けることによっておこるタイプです。ウイルス感染が原因となることが多いです。

嗅細胞の樹状突起が外気と接しているため直接ウイルス感染の影響を受けるようです

新型コロナウイルス感染症の影響で発症する嗅覚障害は、このタイプだと考えられているようです

③中枢性嗅覚障害

このタイプは嗅球から嗅索、大脳前頭葉に至る頭蓋内の嗅覚路の障害により生じる嗅覚障害です

アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の場合はこのタイプです。他にも頭部外傷・脳腫瘍なども原因となります。

このタイプが症状が最も重く治療も難しいといわれています。

アルツハイマー型認知症もレビー小体型認知症もパーキンソン病も、病気特有の症状が現れる前(アルツハイマーなら記憶障害パーキンソン病なら運動症状など)から嗅覚障害があらわれることがわかってきています

MCI(軽度認知障害)では認知症に移行する人と移行しない人がいますが、嗅覚障害がある人の方が認知症に移行するリスクが高いことがわかっているそうです。

嗅覚障害は私たちにとって手がかかる症状ではないため見落としがち症状ですが、食事摂取の問題等の背景のひとつになっていることがあるといわれています。

知っておくといいかもしれませんね。

では、またー