介護職から看護師へ報告するときのポイント

こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です

現在、新刊の1回目の校正をおこなっています。なかなかしんどい作業ではあるけれど、読んでくれる人の姿を思い浮かべながら、最後まで丁寧に作り上げたいと思っています。

年末年始も淡々と校正に取り組みます。

さて、今日の記事が今年最後の記事になります。

基本、時期に関係なくそのときに発信したいことを書いていますので、今年最後も特別な記事ではありません。

前から書こうと思っていた、介護職から看護師へ報告するときのポイントについて書いてみようと思います。

私はとにかく口頭での報告が苦手and下手で、よく医師に

で、何が言いたいわけ?

と怒られてました

LINEやメールなどの文章だとまだ大丈夫なのですが、今も口頭での報告は苦手です。

そんな私が言っても説得力がないかもしれませんが、克服するためにいろいろ調べたり勉強したりして少しはできるようになったので、ご紹介します。

介護職さんは、報告の仕方などを勉強する機会が少ないとですよね

感じの悪い看護師にオンコールする時などは、とても緊張するのではないでしょうか

私も怖い医師に電話するのはとても嫌で

ワンコールで切ったりしていました(で、さらに怒られる…)

報告のポイントはいくつかあるのですが

今日は大切なポイントを2つお伝えします。

まず1つ目は

何についての報告なのか最初に伝える

2つ目は

何をして欲しいのかを伝える

この2つです

何についての報告なのかについては

「転倒があったので報告します」

「発熱した入居者さんがいるので相談です」

「〇〇さんの薬のことで確認があります」

といった感じです

何をして欲しいのかは

「〇〇について指示をください」

「判断をお願いします」

「どのように対応して良いのか分からないので教えてください」

といった感じです

報告の大まかな流れとしては

①誰の何についての報告なのかを伝える
②内容を時系列に伝える
③何をして欲しいのか伝える

です

例えば

「〇〇さんなんですが、夕食後少し具合が悪いと言っていて、その時はバイタルは異常がなかったのですが、消灯時少し顔が赤かったので熱を測ったところ38度ありました。」

というより

「〇〇さんの発熱についてご相談です。、夕食後少し具合が悪いと言っていて、その時はバイタルは異常がなかったのですが、消灯時少し顔が赤かったので熱を測ったところ38度ありました。

38度以上の時に服用させる頓服は処方されています。この頓服薬を服用させて様子見ていて大丈夫でしょうか?

指示をお願いします」

と言ったほうが

報告する側も内容を整理できますし

報告を受ける側も最初に何についての報告かと聞いておくと、その後の説明が入ってきやすいですし、自分が何を求められているのかが分かります

事故の報告の時などは

怒られたら嫌だなぁと言う気持ちからまず「見守っていたんですが」とか、「他の入居者さんの対応でバタバタしていて…」などの言い訳から入ってしまいがちですが(めちゃわかるーーー涙)

言いにくいことほど先に言ってしまった方が後のほうが楽です

そして事故は報告の遅れが入居者さんの状態にも関わってきます

年末年始は電話での報告も多くなるかもしれませんね

この報告のポイントは電話でも対面でも使えます。また看護師に伝えるときだけではなく、医者やケアマネージャー、家族に報告するときにも使えます

私はこのポイントを抑えるようになって、だいぶ報告が楽になりましたので

参考になると嬉しいです

それでは皆様今年もこのブログを読んでいただきありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします