こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です。
先週、張り切って認知症ケア講座の募集を開始しましたが、その直後、コロナに感染してしまいました。
5日ほどで楽にはなりましたが、1週間以上たった今でも。まだなんとなく体がフワフワしている感じがします。

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さて、今日の本題です!
セミナーでもいつも言うのですが
私は認知症ケアが上手いわけではありません。
講師業をやっていると、認知症の対応が上手だと思われがちですが、知識がある事ことと認知症の対応が上手なことはイコールではありません。
今はなんの抵抗もなく「認知症ケアが上手くない」と言えますが、講師業をはじめたばかりの頃は言えませんでした。
受講者さんががっかりするんじゃないか、講師に抜擢してくれた企業さんが嫌がるのではないか、とか色々考えてしまって
認知症ケアが上手い人にみえるように頑張ってた(笑)
数少ない成功エピソードを引っ張り出して(笑)
たぶん、バレてたけど・・・
認定看護師を取ったばかりの頃もそうだったなー
入浴を拒否している人を私が対応したらお風呂に入った
みたいなエピソードを作らねば!!!みたいな感じで、本当は「入らなくていいんじゃない?」って言いたいのをグッと抑えて、あの手この手でトライしてた。
もちろん撃沈してたけど

でも、ある時思ったんですよね
「認知症ケアが上手い」って、なに?
「認知症ケアが上手い」の定義って、なに?
誰が、どの基準で、そう判断するの?
入浴させたらOKなの?
本人は?
本人の気持ちは???
みたいなのことを。
急にこういうことが猛烈に湧き上がってきちゃうタイプの人間です。。。
(今は違うけれど、昔は認知症の人が嫌がっているケアを、本人を騙しながらやる人がうまいとされていた時代がありました)
これは、当時一緒に働いていた看護師や看護助手さんをみて気づいたことで、本当にいい同僚に恵まれた♡
で、そこから、そういうことで認知症ケアが上手いとされるなら、私は上手くなくていいやって思うようになったんですよね。

環境によっては、認知症の人の意思を尊重すると「認知症ケアが下手な人」だと思われてしまうこともあるでしょう。(効率を重視するような職場とかね)
自分が、どう在りたいか
で選ぶといいと思います。
では、またーーー