こんにちは、ブルーベル代表 市村幸美です。
風邪が治ったと思ったらギックリ腰になりました。マジで笑えます! 今は現場を離れているので仕事でギックリ腰になったわけではないです。
車のタイヤです。
雪が降らないところに住んでいる人は馴染みがないと思いますが、雪が降る前に冬タイヤに変えなくちゃいけないんですよ。

今週末、セミナー参加のために車で札幌行くんで念のためはやめにやろうぜ!ってことで物置にしまっていたタイヤを車に積む作業をふざけてやっていたら、「あ・・・」って。。。
過去にも何度かやってるんで、大丈夫です(笑)
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では今日の本題へ。
生理学講座に参加頂いた吉村さんからのご質問

質問です。
利用者の方で、朝起きづらい、起床しても傾眠が午前中に多いと言う方がおられます。
太陽の光を浴びたり散歩をするのが、こちらの人員的な都合で出来ない日もあります。
交感神経と副交感神経の切り替えを図るのに、朝シャワーがあると思いますが、毎日実施することもかなわず、朝起きて温かめのタオルで顔を拭くという事で代用(交感神経の切替作用)することもありでしょうか?
もちろん朝起きづらいことに睡眠の質や服薬の影響もありますが前提条件を少なくしたうえでの質問です。大変お手数ですがよろしくお願いします。
吉村さん、ご質問ありがとうございます!
生理学講座の内容を、すぐに実践と結びつけてくれて嬉しいです!
今回のご質問のメインかなと思う交感神経の切替作用から考えていきましょう。
皮膚への触刺激は,自律機能にさまざまな効果をおよぼすことが知られていますので、温かめのタオルで顔を拭く、というのは効果的だと思います!
熱めのタオルで顔拭くと「目が覚めるー!!!」って感じがしますもんね。ご本人が苦痛じゃない程度の熱さで顔や首周り、可能であれば背中(肩甲骨のあたり)などを拭くといいのではないでしょうか。
信用性のあるエビデンスを提示できず申し訳ないのですが、皮膚への強めの刺激が交感神経を優位にすることがあると聞いたことがありますので、背中などは軽くゴシゴシと刺激を与えながら拭いてもいいかもです。(皮膚の状況にもよりますが)
こちらは直接睡眠と関わるものではありませんが、皮膚刺激と自律神経の関係がわかりやすく表現されています。
→https://www.tmghig.jp/research/cms_upload/20170320.pdf

吉村さんが提示されているように、睡眠の質や、薬剤の影響、疾患によっても変わってきますよね。
もうひとつだけ高齢者の睡眠についてつけくわえておきます。
生まれたばかりの子供は1日に何回も眠ったり、起きたりする睡眠しますが、これを「多相性睡眠」といい、徐々に夜に1回だけ集中して眠るようになってきますが、これを「単相性睡眠」といいます。
高齢者になると、脳の働きが弱くなってくるために睡眠の質が低下して「多相性睡眠」のような状態に戻っていくといわれています。
このことからも、講座の休憩中に話していた
「夜寝かせるために昼に無理やり起こしておくというのは、ちょっと違うんじゃないか」
という話にもつながりますよねー

厚生労働省が出している「eーヘルスネット」の高齢者の睡眠の記事は信頼性もあってわかりやすいです。よければ読んでみてください
→https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-004.html
また用語は難しいですが、こちらも読んでみると面白いと思います。
→https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/review_geriatrics_49_267.pdf
ご質問の答えになっているでしょうか?
参考になると嬉しいです!
講座参加者様からのご質問、楽しみに待っております
では、またー
お師匠様
ありがとうございます。!!!!
お師匠様に出会えて本当に良かったです。
多様な角度から、回答いただけたこと。分かっていなかったこと。
多相性睡眠・・初めて知りました。ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。