「いきなり言われても・・・」という感覚

こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です。

久しぶりの更新になりました。

インスタやフェイスブックで報告していたのですが、2週間ほど入院をしておりました。詳しい経過などは自分の健忘録としてサブBLOGに少しずつアップしていく予定です。

患者側の体験を通して感じたことや認知症ケアに繋がるような気づきはこちらに書いていこうと思います。

今回患者側になって、気づいたことのひとつを書いてみようと思います。


入院前の白血球除去療法のときも、入院のときも
「いきなり言われても・・・」という感覚だったんです。

でも、冷静に振り返ってみると、全然いきなりではなくて
先生は事前に可能性があることは説明してくれていた。

それなのに私が勝手に、「って先生は言ってるけど、大丈夫でしょーーー」とスルーしちゃってただけだった。

こういうの、認知症ケアの場面だと、本人がというよりは、家族に多いかなーと思います。

「認知症は必ず進む」
「どんどんできないことが増える」
「この先独居は難しくなる」
「いつか歩けなくなる」
「いつか食べれなくなる」

とか、何度も何度も伝えていたはずなのに

はじめて聞きました・・・
突然言われてショックです・・・

みたいなことを言われることってありませんか?

こちらとしては
「何度も言いましたよね?」
という感じ。

今まで家族のこの反応がよくわからなかったんですけど、今回自分自身の体験を通してわかりました。

言葉として耳には入ってきているけど、現実味がない。

その背景は、否定とか、認めたくない、面倒だから考えたくない、そのときになったら考えればいい、、、とか人それぞれなんだと思います。

でも、これだけは言えます。

相手がイマイチよくわかっていない感じでも
何度も小出しに伝えておいた方がいい。

私も、あとで冷静になったときに
「そういえば何度も言ってくれていたな・・・」って思い出したんです。

きっと、みんなそうだと思う。

やっぱり、“そのとき”になってみないとわからないもんですよね。

でも、伝えておいたほうが最終的に家族の納得に繋がると思います。

では、またーーーー