限られたなかでやるしかないし、それでいい

こんにちは ブルーベル代表 市村幸美です

こちらの記事でお知らせしていた日総研セミナーですが、仙台の日程が変更になりました。今の状況を考えると仕方がないですね…

4月のこの時期には落ち着いていることを祈るばかりです

さて、「人数が少ないのでゆっくり関われない」「忙しくてゆっくり関われない」「 外来なので月に1回しか話を聞くことができない」など

ゆっくり関われないことに罪悪感を感じていたり、上手くいかないのをゆっくり関われないせいだと思い込んでいる人って多いなあと感じています

私も

もっとスタッフの人数がいればゆっくり関われるのに・・・

そうすれば認知症の人がもっと笑顔になるのに・・・

って思っていました

でも、思い返してみると

珍しく病棟が落ち着いているようなときに私は何をしていたかなーと考えてみると

ここぞとばかりに楽(ラク)をしようと企んでいたように思います・・・笑

あと

ゆっくり関わることができれば認知症の人は落ち着かせることができる

っていう、全く根拠のない自信に満ち溢れていましたが

たぶん、全然落ち着かなかったでしょうね・・・

もしかしたら私がゆっくり関わったら、もっと荒れていたかもしれません・・・

今、日総研出版の外来看護という雑誌の記事を書いているのですが、外来も同じです

外来なんて関わるのは数分ですし、1ヶ月や2ヶ月に1回ですよね

「 こんな短い時間では何もわからない」と思うでしょうが、仕方がないことです

他のサービスも同じです

「訪問時間以外のことはわからない」

「通所に来ているときのことしかわからない」

当たり前ですよね、家族じゃないんですから…

限られたなかでやるしかないし、それでいい

個人的には、そういう他者に把握されない時間があるって、ある意味人権だったりするのかなって思うんです

自分がどのように過ごしているか、すべてを誰かに知られるなんてかなり苦しいなと私は感じます

医療職として、介護職として、患者・利用者の全てを把握することができないというのマイナスに捉える必要はないのではないかなと思います

今日は少し抽象的な内容になりましたね

では、またーーー


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